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「え、うそっ!?」
慌てて口を拭うと後ろから笑い声がする
「嘘だよバカ」
「な、なによ…って…///」
振り返ると、そこには黒いスーツに身を包んだみっくんがいた。
いつものスーツとは違い、薄っすらラメが施されているスーツはパーティー用なのかは分からないけ
ど、みっくんによく似合っている。
髪型もちょっとかきあげた感じにセットされていてかっこいい。
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「何見てんだよ」
「ホ、ホストみたいだな〜って!」
「は〜?どこが」
「だってみっくんチャラいし〜」
「へー…」
ふふんとドヤ顔していると、突然腰に手を回され抱き寄せられた
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「…お前こそこんなに胸見せつけて…誘ってんの?」
指で谷間をツーっとなぞられる
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「こ、これは藤ヶ谷さんの秘書さんが選んでっ…///」
「ふ〜ん。ここちょっと引っ張ったらポ ロリしちゃいそう」
「なっ…///だめだって///」
まだ誰も会場には来てないけど藤ヶ谷さんとかに見られたらまずい
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「…ちょっと待ってろ」
「え…?//」
私を近くにあった椅子に座らせ、どこかへ行ってしまったみっくん
「もう…心臓に悪いよ…//」
バクバク鳴っている心臓を落ち着かせるように深呼吸した
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「あ、北山も優愛ちゃんも準備終わってたんだね。」
あれから、ぞろぞろと会場に人が集まってきて、藤ヶ谷さんも私たちのところに来てくれた
「はい!ドレスありがとうございました!」
「いえいえ。…あれ?ショールも用意してたっけ?」
私が巻いている白いショールを見て藤ヶ谷さんが不思議そうな顔をする
みっくんが取りに行ってたのはこのショールだったらしく、胸が見えないように巻いとけって渡された。……わざわざ近くのお店まで買いに行ったらしい。
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「は、はい、あったのでお借りしました!」
「ん〜…そっかそっか」
秘書さんは私とみっくんを見て何か察してくれたらしく、私を見てニコッと微笑んだ
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「うわぁ…ほんとに人が多いな」
パーティーが始まり、藤ヶ谷さんの挨拶等が終わるとみんなシャンパンを片手に会話を楽しんでいる。
高そうなスーツやドレスに身を包んだ気品のある人達ばかりで、自分が場違いすぎて棒立ちすることしかできない。
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藤ヶ谷さんは秘書さんと挨拶回りしているし、みっくんは……
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時