34 北山side ページ34
・
・
・
欲しい本があったから町までふらっと買いに行き、
帰ってくると何やら聞こえてくる声
・
「優愛ちゃんのおっ ぱい大きくて柔らかそうだし、ちょっと触らせて?」
……は?なに言ってんだアイツ。
・
リビングに行くと、俺のソファで玉森に押し倒されている優愛。
「だ、だめだって…////」
「だめなの…?」
玉森お得意の甘え攻撃を受け、優愛は拒否する様子もない
・
「おい」
自分でもびっくりするくらい低い声が出た
案の定、2人は一斉にこっちを見る
・
「あ、ミツおかえり〜」
「み、み、みっくん…///」
そのままの体勢でいつも通りの玉森と…顔を赤らめて潤んだ瞳の優愛。
……なんつー顔してんだよ。
・
「なにしてんだよ。人の家で。」
「やだな〜冗談だよ。優愛ちゃんがミツがえっ ちなお店に行ったから私も!って言うから」
「は?」
優愛を見ると顔を横にブンブン振っている
「まぁそれも冗談なんだけどね〜」
よいしょって言いながら、ソファから降りる玉森。
もはやゆるすぎて何が本当なのかもわからない。
・
「こんな無防備な家政婦さんじゃ、他の人にパクッて食べられちゃうよ?……じゃああとはお2人さんでごゆっくり〜」
とんでもない爆弾を落として、アイツはそそくさと帰って行った
・
「「…………」」
気まずい時間が流れる
・
・
「あ、あの…みっくん…」
先に沈黙を破ったのは優愛。
「なに?」
「その…ほんとに違うの。そういうことするつもりじゃなくて…」
「そうか?お前もまんざらでもなさそうだったじゃん」
俺がそう言うと、パッと顔を上げた。その目には今にも溢れそうなくらいの涙が溜まっている
・
「……みっくんだってえっ ちなお店に行ってたんじゃないの?」
おいおい、優愛までそんなこと言うのかよ。
「俺は本を買いに行ってただけ。ほら」
テーブルの上にポンっと買った本を置く
「……ほんとだ。」
「な?」
・
「「…………」」
また沈黙が続く
・
「……ごめんなさい」
弱々しくそう言う優愛。
気付いたら俺は優愛の元へ行き、
強く抱きしめていた。
261人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時