26 ページ26
・
・
・
「よし!準備完了!」
あれから私は急いで今日持っていくお菓子を準備した。
結局朝方までかかっちゃって、寝れたのは2〜3時間くらいだけど…
・
「ん。今日は夕方くらいには帰ってくんの?」
のそのそと起きてきたみっくんがあくびをしながら、靴を履く私の背後から呼びかける
「うん!帰って来てからご飯作るね!」
「なんか適当に買ってくればいいじゃん。疲れてんだろ?」
「だーめ。それも私の仕事だもん」
「…ったく、頑固だな」
「ふふ、じゃあ行ってきます!」
「ん、いてら〜」
いつもと立場が逆なこの光景に違和感を感じながらも、私は日葵さんに乗せてもらい、お店へと向かった。
・
・
『優愛ちゃん。このタルトちょうだい』
『あ、私はこっちのアップルパイで!』『これ3つくださ〜い』
「はい!すぐご用意しますね!」
この前のことが噂になっていたらしく、開店の準備が終わるとすぐに行列になった
日葵さんは今日はあちこちに出荷しなきゃいけないらしいので、私1人で乗り越えなくちゃいけない。
気合い入れて頑張らないと……
・
『あ、ねぇ優愛ちゃん。これうちで作ってるカボチャなんだけど、今年は豊作すぎて余ってるのよ〜。よかったら貰ってくれない?』
「え!?いいんですか!?」
『よかったらこれも日葵ちゃんちのりんごみたいにお菓子に使って♪』
「あ、ありがとうございます!」
こうして、近所のの農家の人から段ボールいっぱいに入ったカボチャをいただいた
・
するとそれに乗っかるかのように……
『このジャガイモ、良かったら使ってください!』
『うちで作ってる栗なんだけど、使ってちょうだい♪』
この他にも破棄する予定だったという梨やぶどうの果物類、にんじんやトマトなどの野菜類を沢山貰った
うん。あとで日葵さんにもお裾分けしよう。
・
「あの………」
・
「はい……!えっ…///」
・
呼びかけられてパッと見上げると、そこにはめちゃくちゃカッコいいイケメンさんが立っていた
スラッとしたスタイルによく似合うピシッとしたスーツ。ふわふわな茶髪から覗く小さな顔。スッとした綺麗な鼻筋とぷっくりした唇。
・
ただ立っているだけでキラキラとオーラを放つその姿はに、
周りにいた女性のお客さんたちをあっという間に虜にしてしまった
261人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時