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「ん…もう朝だ…」
あれからみっくんと言い合いが止まらず、私は拗ねてふて寝した。
だって、あんな甘い雰囲気に持っていっておいて玉ちゃんと仲良くしてた罰でしてくれないなんて…
いつにも増して意地悪すぎない!?
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なんて思いながら、起き上がろうとすると何かにがっしり掴まれていて動けない
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「ん、え…?みっくん…?」
なんとか首を回して隣を見るとみっくんが私にがっつり抱きつきながらスヤスヤ眠っていた
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「ふふ、寝顔可愛い〜」
指でツンツンと柔らかいほっぺを触っても起きる気配がない
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「起きないと襲っちゃうぞ〜いいのか〜」
なんて普段のみっくんの真似をしてみてもびくともしない
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「……ほんとに襲っちゃうよ〜?」
ぷるっとした唇に吸い込まれるように軽くキスをする
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「んん…ッ!///」
唇が触れたその瞬間、後頭部を掴まれ、それと同時に舌が侵入してきて私の口内で暴れまくる
「ん…ふぁ…ッ…///」
器用に絡めとられる舌に翻弄され、すっかり力が抜けてしまう
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「ふっ、俺を襲うなんて100年早い」
唇を離してそう言いながらニヤリと笑うみっくん
「………じゃあ100年経ったら襲ってやるもんねーだ!///」
「え…?そこ……?」
ぽかーんとしているみっくんを置いて、リビングへと逃げた
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「ふは、可愛すぎるだろ」
なんて呟いたみっくんの声は全く聞こえなかった
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「ん〜…タルトにしようかシフォンケーキにしようか…」
販売しに行くのは明日だというのにまだ持っていくお菓子が決まらない
「なに悩んでんだ」
「あ、みっくん。あのね何も言わずにこの2つを試食してみて」
「は?なん…「いいから!」」
有無を言わさずに口の中に突っ込む
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「どう?どっちがいい?」
「ん、シフォンケーキだとりんごの酸味がいまいち活かされてない。だからタルトだな。」
みっくんに聞くとちゃんとした意見をくれるから本当に助かる
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「あ、でもタルトも少しりんごの酸味が目立ってるからクリームをもう少し甘くした方がいい」
「ほ〜…なるほど。てかみっくんこういう時はちゃんとしたアドバイスくれるよね!」
「そりゃそうだろ。お前のこと応援してんだから」
「え、あ、ありがと…」
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予想外の回答にまた胸がキュンってなった
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時