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「ふぁ〜ぁ…やば。朝だ」
どうやらいつの間にかソファで寝てしまっていたらしい
…あれ?でもブランケットなんてかけてたっけ
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不思議に思っているとテーブルに置かれた一枚の紙が目に映る
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『今日も都内に行くから帰り遅くなる。よろしく』
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その達筆な字を見てすぐみっくんだとわかった
普段は意地悪だけど、こうしてブランケットかけてくれたりする彼は実際はすごく優しい人なんだってこの数日間で気付いた
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ふと紙を裏返すと端っこに何か小さく書いてある
『あとキッチンにあったやつ美味かった。』
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「え!?」
急いでキッチンに行くと、夜中に作って並べておいたものが1つだけ無くなっている
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「もうみっくんったら…」
でも正直みっくんに1番最初に食べてもらいたかったから結果オーライ…かな?
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「…よし!」
家事を全て終わらせてから私はある場所へ向かった
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「あ、優愛ちゃんいらっしゃい♪」
「日葵さんこんにちは!」
「優愛ちゃんこんにちは。今日も可愛いね」
日葵さんが宮田さんにまた蹴りを入れる
昨日も見た光景に思わず笑ってしまう
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「早速遊びに来てくれたの?♪」
うずくまる宮田さんをスルーして嬉しそうに私の手をとる日葵さん
「はい!実は…これを食べてもらいたくて…」
「あら!これマフィンよね!私好きなのよ♪」
そう。私が夜中作っていたのはマフィン。
しかもただのマフィンじゃない。
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「嬉しい♪早速いただきま〜す!……ん?これりんごが入ってる?」
「そうなんです!昨日いただいたりんごを使わせてもらいました♪」
「やっぱり!これすっっっっごく美味しい!しっとりしてふわふわだし、りんごの酸味がマフィンの甘さを引き立てていて何個でも食べれちゃう♪」
日葵さんは顔をほころばせながらパクパク食べている
「どれどれ〜……ん!美味しい!すごいよ優愛ちゃん!」
いつの間にか復活していた宮田さんも美味しそうに食べてくれる
「あえて熟す前のりんごを使って何かできないかなって考えていて、思いついたんです!」
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昨日みっくんがお土産で買って来てくれたマフィンが大きな鍵になってくれた
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時