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「ん〜いい空気♪」
家にいても悩みすぎて頭が痛くなるので、少し外に出て散歩することにした
山奥ということもありやっぱり都内と違って空気が美味しい
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それにしても……
「木ばっかりだなぁ」
歩いても歩いても見渡す限り山だった
ちょこちょこ家はあるから、きっと人もいるんだろうけど……
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『わん！！』
いきなり動物の鳴き声がして振り返ると、こっちに向かって一目散に走ってくる大きな犬がいた
「きゃ〜！誰か止めて！！」
飼い主と思われる女性が離れたところから叫ぶ
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「ちょっ…ストップ！！」
走ってきた犬をなんとか止めると私にしがみついて顔をペロペロ舐めてきた
「ふふ、くすぐったいよ〜」
子供の頃、おばあちゃんが飼っていた犬とか猫とよく遊んでたこともあって、私は動物が大好きだ
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「こら！サクラったらもう。すいませんね…」
さっきの女性が駆け寄ってくる
遠くから見たから気付かなかったけど、かなりの美人さんだった
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「いえいえ、大丈夫ですよ♪」
「あら？こんな若い方がなんでここに…？」
「あ、実は色々あってそこの家に居候させてもらってるんです」
「あ〜北山さんね！」
「ご存知なんですか？」
「ええ、北山さんがここに来た時に挨拶しにわざわざ来てくれてね。そこからたまにうちで作ってるりんごを届けに行ってるのよ」
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あのみっくんがわざわざ挨拶しに？そしてこの美人さんがりんごを届けに……
なんか胸がざわつく
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「そうだ。良かったらうちに来てみない？サクラもあなたを気に入ったようだし」
『わん！！』
「え、でも…「いいから！行きましょ♪」」
そして私の手を引いてずんずん歩き出す
見かけによらず強引なこの美人さんは日葵さんというらしい
家まで歩いて行く時に教えてくれた
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「さ、着いたわよ」
「わぁ……」
日葵さんの家の前には立派に育ったりんごの木々がたくさん生い茂っていた
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「としくん！お客さんが来たよ〜！」
日葵さんがりんごの木の下にいた男性に声をかける
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「初めまして。宮田俊哉っていいます！」
駆け寄ってきた男性はニコニコしながら自己紹介してくれた
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「初めまして。新城優愛です！」
「優愛ちゃんか〜、可愛いね！」
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ニコニコしながら言う宮田さんに日葵さんが蹴りを入れる
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;｀)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (
レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです！続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2020年12月28日 12時
