王子×エース14 (ページ31)

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「よいしょ。、、、話、してくれる？」

『…ｸﾞｽｯ、ｸﾞｽｯ、ｸﾞｽｯ…泣』

まだ話し出せそうにはない様子を見て、自分から、話すことに。

「最初ね、先週くらいからかな。
涼介がね、何するにも俺以外の人と行くようになった
じゃん。自販機も散歩も。

俺以外と行くのが嫌なんじゃなくて、
いつも俺がいたら俺と行ってたじゃん。
俺いない時は、そりゃ誰かと行ったり
1人で行ったりしてたんだろうけどね？

でもさ、俺しかいないのに、わざわざ違う人探したり、
俺的には、俺と行くことを避けてんのかなって
思うようになった。

だからさ、こないだマサと電話する前に話あるって言って、ちゃんと聞こうと思ったんだよね。
俺になんか原因があって避けられてるのか、
思い違いなのかとか、なに考えてんのか知りたかった。

結局、だいたいいつも俺と行ってた買い物マサと
行くことにしたんでしょ？でも、俺ダメなんて言ってない。

そりゃさ、その人と行きたいみたいなことだって
あるじゃん。だから、友達と出かけるってだけで、
ダメなんて思ってないし言ってない。

俺も今日午後は予定空いてたけど、涼介が出かけるなら、
涼介とできることはないわけで。
じゃあ、出かけようかなって。

1人でアクション習いに行こうとしたけど、
前裕翔が興味あるって言ってたし、好きだろうし、
いつか行きたいねみたいな話ししてたから、
誘って行っただけ。

何に怒ってるの？裕翔と行ったこと？」

『ﾌﾙﾌﾙ…』

「んー？どーした。」

『わかんなっ、、泣』

「わかんない？もー何が悲しいか
わかんなくなっちゃった？」

『、、、ｸﾞｽｯ』

「ねね、じゃあさ、一個だけ教えて」

『ｸﾞｽｯ…なに、、』