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「なんで？」
『なんで？？』
「うん、なんで？別に俺今そんなに忙しくないじゃん。」
『いや、、うん。でも…ほら、、いつも頼んでばっかりだし…』
「嫌なんて言った覚えないけど」
『そー…だけど、でも、、』
「でも？」
『大丈夫！本当に大丈夫だから！』
「え、俺なんか、そんな遠慮されるようなことした？」
『してない、してない！あの、次はAにお願いするから！！』
「別に、嫌ならいいんだけど、」
『…嫌、ってわけじゃ…ごめん、、、』
「ううん、ごめんね、俺も。なんでも俺に言えってわけじゃないよ？でも、1番近くにいるときにわざわざ違う人呼んでるのを見るのは、いい気はしないかも。」
『…うん。』
「いつ行くの？」
『…え？』
「買い物」
『あっ…まだ、正確には決まってないけど18日…』
「そ、気をつけてね。必要なものあったら連絡しとく、よろしくね」
『うん、わかった、ごめん…』
18日。確かその日は15時に仕事が終わる。
涼介は13時くらいの予定で、半休ほどもないけど、2人で夜ご飯とか食べに行けるのかななんて、勝手に考えてた日。
約束してたわけじゃないし、もちろんマサと買い物に行ってもらっていい。けど、ちょっと寂しい気もしちゃう。
「おはよう」
『おはよう』
「、、、」
『、、、』
『あっ、そーだ…』
「、、、」
『、、、』
「、、、」
『、、、、怒って、る？』
「…え、俺？怒ってないよ。」
『…マサと、買い物行くの、辞める…』
「なんで？」
『な、なんでって、、』
「怒ってないよ、全然！予定合うなら行ってきなよ。」
『でもっ、』
「それに、俺のせいで辞められたら、逆に気分悪いし。
今回は行って来なよ。俺以外と買い物行くなって言いたいわけじゃないんだから。」
『、、、、うん』
困ったような顔をする涼介
「え、なんでそーなるの」
『え…？』
「え？…いや、もーなんでもない」
『、、、、』
「ご飯食べる？」
『、、、、、』
「…置いとくね。」
『あっ、うん、ごめん…』
今日もお互い仕事に行って、帰ってきて。
なんとなく話しにくい雰囲気を感じながら、俺は全然話せるんだけど、特に話すこともなくて。
普段何話してたっけ。
『…えっと、、、、』
「お風呂入ってくる〜」
『…うん』
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作者名：奏夢 | 作成日時：2024年3月19日 2時
