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『、、、、あぁー、怖かった…』
「んね、怖かったね。あったかいの飲みな？寒かったでしょ」
『ん…』
「出すよ」
『はーい』
「ちょっと念の為遠回りして帰るね」
『うん、迎えに来てくれてありがと』
「いーえ、ちゃんと電話くれて助かったよ。」
『今日はさ、Aがいたからよかったけど、、、』
「そーだね、俺が家にいなくてもまず連絡ほしいな。
もしもっと緊急事態だったら、、例えば相手が武器みたいなもの持ってるとか、走って来るとか、話しかけてくるとかだったら、近くにいて助けてくれそうな人でいいんだけどね。
家の近くだったらマネージャーとか場所わかればメンバーとか。でも誰に電話しようって一瞬でも迷うくらいなら、俺にかけて。」
『うん』
「だし、夜はタクシー使いなよ。お散歩したい気持ちも分かるけどさ」
『はーーい』
「ちゃんと俺に電話できるの？笑 心配だよ…」
『大丈夫！今日もしたじゃん。』
「ちゃんと話せてましたっけ？お兄さん。」
『うん！』
「うん！じゃないでしょ笑
あんまふざけてると怒るよ。なんかあってからじゃ遅いからね。」
『はーい、、ごめんなさい、ちゃんと気を付けます。』
「うん。よろしい。よく電話したね、偉かった。」
『ん、、、』
「ご飯食べた？」
『まだ。』
「一緒にたべよ」
『ぅん…』
「なーに？」
『え？』
「怖くなってきちゃったの？」
『ううん…。、、、うん』
「ごめん、危機感は持ってほしいけど怖がらせたいわけじゃないからさ。もう俺いるし大丈夫だよ。頑張ったね。」
『、、、マネージャーに言う？』
「ん？どうしたい？」
『言わないで…』
「どーして？」
『だってまた、送るとか、A呼ぶとか、りょー1人で帰してもらえなくなる。めーわくかけたくない。
今、みんな忙しいから…』
「でも、涼介も怖い思いしたくないじゃん。涼介が危ない目にあっても、いいの？」
『やだけど…
やだけど、自分で気をつけれるから、Aにはちゃんと電話かけれるから、』
「分かった。分かったから、落ち着いて？」
『、、、ごめん』
「んーん、じゃあ言わない代わりに、しばらくはタクシーで帰ってくるって約束して？」
『うん、分かった』
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作者名：奏夢 | 作成日時：2024年3月19日 2時
