不審者 ページ17
ﾌﾟﾙﾙﾙｯ
「もしもし、どーした？」
『、、ぁのっ』
「どーした？声小さくてちょっと聞こえにくい…
おっきい声出せないの？」
『ぇっ、、』
「ん？落ち着いて？あのさ、画面も見えてるから、ビデオにするか、電話繋いだままLINEしておいで？」
『…ぅん』
『〈今家着いたんだけど〉』
「うん」
『〈女の人につけられてる〉』
「え、迎えに行く。」
『〈でも、A出てきたら家バレる〉』
「確かに、2個先のコンビニまで歩ける？」
『〈ファミマ？〉』
「そう、行けそう？」
『〈うん。〉』
「手前のセブン超えたら、また連絡して？
女の人に来なかったらセブンに入ってて。
着いてきたら涼介がセブンすぎてから車で追いつくから、ファミマまで行ける？」
『〈とりあえずセブンに向かって歩いたらいい？〉』
「うん。」
『〈わかった〉』
「大丈夫だからね。」
『…ｸﾞｽｯ泣』
「怖いな、大丈夫絶対助けるから、泣かなくていいよ」
『…んっ、、泣』
「大丈夫、すぐ行くから。
ありがとね、連絡してくれて。」
『〈もっと泣いちゃうから、余計なこと言わないで〉』
「あ、うん笑 ごめん、ごめん
本当に大丈夫だからね〜！今日、炊き込みご飯だよ。」
『〈なんの話？笑〉』
「いや、楽しい話しようと思ったんじゃん！笑」
『笑 そーゆーこと…』
『〈セブンついた、まだ来てると思う。〉』
「了解、すぐ行きます。」
『…ありがと』
「いつから来てたの？」
『、、、、、んとっ…』
「気がついたらって感じなんだ。よく気づいたね、偉い。俺もう着くけど、涼介は？」
『もう着くよ。車来たかも』
「あ、いた。コンビニの中で待ち合わせようね。」
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作者名：奏夢 | 作成日時：2024年3月19日 2時
