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そうして年月が過ぎ、終末がやってきた。
ルナサは常日頃から服用している強い睡眠薬による深い眠りから、いつものように目を覚ました。
しばらくぼーっとしていたが、ふと意識が完全に覚醒し、首を傾げる。その日は父も兄も、ルナサの様子を見に来なかったのだ。二人はいつも日ごとに順番で、朝一番に朝食を持って挨拶に来てくれるのに。疑問を感じたルナサだったが、それでも待つ以外は出来なかった。が、全く現れない。
空腹と不安に耐えきれなくなったルナサは恐る恐る外に出ることにした。大丈夫、お家に行くだけ。そう自身に言い聞かせながら。
久々に見た我が家は、酷い有様だった。何故気が付かなかったんだろう。正面から見れば屋根が陥没し、窓が割れ、玄関前の車すらベコベコに凹むような事態が巻き起こっていたのに。見ただけでかなり大きな災害の類があったのは違いないのに。
ルナサはまた恐る恐ると、家の中へ入った。
そして一歩、踏み出した瞬間。
突如、自身の小さな身体に衝撃が走った。咄嗟に嗚咽が出そうになったが、喉が詰まって声にならなかった。
そのままひんやりとした黒いフローリングの床に倒れ込む。
「……ぐ、ぅえ……ぁ……ッお腹、いたい、よぉ……」
絶命する寸前、ルナサの視界に映っていたのは、愛する家族の惨たらしい、真っ赤な死体だった。
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もう一度生きたい。ルナサをそう思わせたのは、今までの人生での罪悪感と、自分が生きなければ自分の家族のことを覚えている人は誰一人としていないのだという事実。死の間際にその事実を思い虚しさを覚えたのだ。そんなのは絶対にダメだと、ルナサの家族に対する愛情が彼女を奮い立たせた。そんな強い″生″への思いが、悪魔に届いたのかもしれない。
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好きなもの……家族、植物、蝶、果物全般、洋菓子、和菓子、フルーツティー含む紅茶全般、蜂蜜
嫌いなもの……家族に対する悪口、苦い飲食物、タルト(嫌なことを思い出させるから)
誕生日は3月30日。誕生花はエニシダとアルメリア。エニシダの花言葉は『卑下』『謙遜』『清潔』。アルメリアの花言葉は『同情』『思いやり』『共感』。
イメージソングは煮ル果実様より『トリコロージュ』かなと。″『この生活』＝軟禁生活″ ″『おさがりの宝石』＝母から遺伝した髪″等。
終末が訪れる前は晴れることのない心苦しさから酷い不眠症に陥っていた。眠る際に睡眠薬が必要なほどであったが、現在の彼女は精神的に成長したのか、絶望感に感覚が慣れてしまったのか、睡眠薬が無くても眠れるようになっている。
【作成者】
褪紅
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褪紅(プロフ) - ろぺさん» はい喜んでーーーー！！笑 ろぺさんのボードにお邪魔致しますね……！！！ (2022年5月12日 21時) (
レス) id: dacdd01a78 (このIDを非表示/違反報告)
ろぺ(プロフ) - 失礼します。悪魔側のステラで参加させていただいているろぺです。もしよろしければ契約関係結びませんか？お返事いただけたらボードに移動したいです…！ (2022年5月12日 21時) (レス) @page6 id: a178abbb82 (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - CS確認いたしました！問題ありませんのでこのまま受理させていただきます！それはそれとして地獄すぎませんか？この戦いで何か得られるといいですね… (2022年5月7日 10時) (レス) @page7 id: c288555a46 (このIDを非表示/違反報告)
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