リアコだって知ってる。2

dear2 ページ2

布団を干し終わりソファーで一休み
隣のふっかは阿部ちゃんの出るテレビを真剣に見ている

「阿部ちゃんすげ〜バラエティ馴染みすぎ！」
『毎週毎週何かしら出てますもんね』



あれ？墓穴掘った？



「もしかして阿部ちゃん"担"なの？」


やっぱり…割と真面目な顔で聞かれた


『ふっかさんのお陰でSnowMan好きになっちゃったから、SnowManって言葉で録画予約してるよ笑』


精一杯のごまかし、、、


「そっかそっか〜、嬉しい笑」
『だからね、ふっかさんの活躍も見逃さないようになってるよ！安心してね？』
「なんじゃそりゃ笑」

自分で言ってて恥ずかしくなった


『そういえば今日どこ行くの？』
「ゲーセンかなぁ…」
『初めて会ったところ？』
「あんなしみったれたところ行かないよ笑」


最寄りのゲーセンを軽くディスってからスマホに目を落とす


「もしも〜し、ひかる〜？」


電話の向こうは岩本照だった…

「照今日何してんの？ジム？」

"ジムするってなんだよ笑 ライブの次の日だしジムは行かねぇかな〜、とりあえず朝のトレーニングは終わったところ"

「そっか〜、じゃあ車出してよ」

"じゃあってなんだよ…まぁいいけど"

「住所送るわ〜」

"ふっかの家じゃなくて？"

「Aちゃんの家いるからさ」

"ちょ、お前なにし「じゃあよろしくね〜」おいっ！"



ツーツーツー

『ねぇ…勝手すぎない？笑』
「俺ら夫婦くらい仲良いからいーの」

トリッピーをこちらに向けて叩いてくる

『なに〜？お腹すいたの？』
「んーん、攻撃」
『なにそれ笑 今日楽しみだね？』
「デートだもんね！夫婦水入らずのね〜」

あー、岩本照には勝てないわ…

「あれ？笑 ちょっと怒っちゃった？笑」
『いや、全然怒ってない(真顔)』
「冗談だよ〜？…機嫌直してよ〜…」

少し反省した顔をしたかと思えば
「嫉妬かな？かわいい」なんて言いながら
大好きな手で頭を撫でてくる

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