リアコだって知ってる。2

dear1 &fk ページ1

朝起きるとベッドの上にいた
慌ててリビングへ向かうとトリッピーと戯れてるふっかがいた


「ちょっと〜今アイランドTV撮ってんだけど！」
『え、なにそれ…』


更新されたら毎回見てますよ？
なんなら阿部ちゃんめっちゃ更新してて嬉しいよ？


「俺達に興味なさ過ぎ…。動画配信的なやつ！」
『じゃあ静かにしてるね』

「みなさーん？僕のレインボーローズちゃんです！」




トリッピーを肩に乗せて真剣に動画撮影をするふっか
いやいや、人形やん、しかも、人のやん笑



動画撮影を終えたふっかがソファーに倒れ込む


『私昨日ソファーで寝たつもりだったんだけどな…』
「運んどいたよ？落ちそうだったから…」



『だよね！？てか凄い馴染んでるけどライブ終わりに家に来たの？？何してんの？笑』


すっかり自宅のように寛ぐふっか
起きてから、そういえば…って思うことが多すぎて
全て事実を確認する


「でもさ鍵くれたじゃん？」
『そうだけど…嬉しいけど驚いちゃって笑』


ついつい本音が出てしまった
ふっかは目を丸くしてこちらをみているだけ


トリッピーと謎の熱い握手を交わして「そっかそっか〜」なんて言いながら笑っている


「今日どっか出掛けない？」
『お誘いは嬉しいけど、人目が気になる…』
「俺、可愛い可愛いAちゃんと歩いたら、釣り合ってないとか思われそう…」
『なっ//////』
「そーゆー事じゃなくて？」
『ふっかさんは友達だけどアイドルだよ？』
「友達だもんね…でも友達だよ？」

意味のわからない切り返しをされて
本当に意味がわからなかったから布団を干す




----fk----

友達の先に踏み込めない
優ちゃんに怒られたばっかりだっけ？笑

俺からも友達って言うことは少なくないし
逆にそのままもう友達でいる？とか思っちゃう



「Aちゃんはさ、彼氏欲しいとか思わないの？」



聞きたくないけど聞かないといけない気がした



『ん〜、全く思わなかったですね…』
「思わなかった…？」
『あ、いや笑 今は友達が沢山できてそれだけで楽しい！』
「そっか〜、まぁ今日は何も考えないで出掛けない？」
『大丈夫なんですか？私と写真撮られても』




「Aちゃんならいいよ？」




『まあ友達ですしね笑』



守りたいって思えるからこそ。


一緒に撮られてもいいって意味は
全く伝わらないんだろうな…

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