P.49 ページ49
E｢俺も……
俺もくるみのことが好きだ！！！｣
ジョーに抱き締められる。
しかしすぐに離されたと思うと、彼は怪訝な顔をしていた。
E｢あれ……俺、くるみのことが……｣
｢あら、私としたことが……契約書に魔法を掛け忘れてたみたいだねぇ……。｣
アースラ様はそう言うとニヤリと妖しげな笑みを見せた。
E｢…！
本当にありがとうございます。
マスター。｣
何かを察したようにするジョー。
｢ふっふっふっ……私も愛しい手下にまでクレームを付けられたくはないからね。
それに、今まで仕事を頑張ってくれたジョーへのボーナスみたいなもんさ。
残りの陸の仕事、2人で仲良く頑張るんだよ。｣
E｢感謝してもしきれませんっ！！｣
何のことか分からない私もジョーがあまりにもペコペコ頭を下げるものだから一緒に頭を下げた。
｢くるみ。｣
『はいっ』
｢あんたには暗く、苦しかった過去があるかもしれない。
けどもう今は違うんだ。
いいかい？
お前を苦しめた存在はもういない。
ほら、お仲間さん達も来たみたいだし早く戻ってみんなを安心させな。
くれぐれも私の顔に泥を塗る様なことだけはしないようにね。｣
不本意ながら私はこの言葉で涙を流してしまった。
『……はい。頑張ります！』
アースラ様は私の頭とジョーの頭を撫でた後、海へと帰っていった。
ジョーと顔を見合わせて笑っていると後ろから懐かしい仲間達の声が聞こえてきた。
J｢くるみ！！｣
D｢くるみー！散歩行くぞー！！｣
A｢ああ、くるみ…戻ってくれてよかった…。｣
M｢well,well…くるみ、これぞ美しィっハッピーエンドだね。｣
V｢良かった良かった……ｸﾞｽｯ｣
S｢くるみー！！！♡｣
B｢くるみ！！戻られたのですわね！｣
Ho｢くるみ……無事で、よかった｣
Ha｢珍しく私も……心配しましたのよ？くるみ。｣
ス｢くるみさーーんｽﾞﾋﾞｯ｣
私のことを心配してくれた様子が伝わってきてこちらまで涙が零れてきた。
『皆ぁ……』
皆がいる所へ向かおうとすると、ジョーに突然腕を引かれた。
『な、なに？！』
E｢想いが……成就したんだからこれくらいさせろ。｣
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―――
私達は朝日に照らされる中2人で唇を重ねた。
―――
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〜fin〜
新作です
→http://uranai.nosv.org/u.php/novel/rumiAru4/
是非見ていってください。
終わり
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マッチ棒(プロフ) - 希さん» 最後まで読んで下さり、ありがとうございました！名前変換失敗したの気づかず掲載してしまいごめんなさい…ご指摘ありがとうございます。今後の作品も見て頂けると幸いです！待っています〜 (2018年10月23日 21時) (
レス) id: 9728f6b05b (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつもキュンキュンしながら読ませて頂きました ; ; ただ1つ気になったのが最終話のスキャちゃんのセリフが夢主の名前変換がされてないみたいでそこだけちょっと気になりました…>_< 次のお話も楽しみにしてます(^-^) (2018年10月23日 1時) (レス) id: 257f80517e (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - 希さん» たこ私もすごい好きです！頑張ります！ありがとうございます泣 (2018年10月9日 18時) (レス) id: 9728f6b05b (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - たこさんとっても大好きなので最高なお話をありがとうございます( ; ; )これからも更新楽しみにしてます！ (2018年10月8日 0時) (レス) id: 257f80517e (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - 朝霧さん» ありがとうございます泣すごくモチベーションになります！ (2018年10月7日 23時) (レス) id: 9728f6b05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッチ棒 | 作成日時：2018年10月4日 20時
