１７５話 ページ35
爽茉「お兄ちゃん、Aとあそこでアイス食べたいな」
「…お兄ちゃん、あそこ私が行きたいって言ってたところだよ？」
結局私が得しちゃうけど……？
お兄ちゃんを見上げると、優しげな笑顔を浮かべて俺はAが楽しそうだったら楽しいから、と言っていた。
ふーん、それなら良いけど。
「私これかこれかでずーっと迷ってるの。お兄ちゃんはどっちが良いと思う？」
爽茉「俺はこっちが好きだから、半分こしようか」
「！うん！」
お兄ちゃんと二人きりの時間は嫌いじゃない。
『妹』になれるから、いっぱいはしゃげるし、今まで割と恥ずかしいことも見られてきたからどんなことをしても大抵は平気。
お兄ちゃんは私の事甘やかしてくれるしね！
爽茉「俺が払うから外出ときな。ナンパされんなよ」
「されたくてされてるんじゃないし」
アイス屋さんを出てすぐの木の下でお兄ちゃんを待っていると、すぐにお兄ちゃんはドアを開けて外へ出てきた。
うわスッゲー太陽が似合うな…。
「文化祭いつなの？」
爽茉「夏休み明けてからだよ。Aは来てもいいけど、俺が爽汰のどっちかと必ず一緒に行動すること」
なんでかお兄ちゃんの文化祭に行くと言うと、必ずその約束を取り付けられる。別に不自由ないし奢って貰えるし良いんだけど。
爽汰もお兄ちゃんもバイトしてるらしいし。どこでしてるかは知らないけどね。
私もしたいなー、バイト…。やめろっていろんな人に言われるからしてないけどね。
なんだろう、私そんなに仕事できなさそうに見える？
それはそれで悲しい……。
爽茉「えーっと、Aの水着だっけ？」
「そう。プールに行くから選んで欲しいの」
爽茉「……誰と？」
「？友達だよ？」
そう言うとお兄ちゃんは微妙な顔をした。
私が高校に入ってからの友達は基本男だから少し心配なところもある。でも私のガードマンにもなるしなぁ、という顔だろう。
大丈夫だよ、お兄ちゃんに教えられた護身術があるから。
「これとかどう？」
爽茉「…Aはもっと似合うのあるよ」
「そうかなぁ…」
じゃあこれは？と色々出してみるがどれもAには似合わないだとか、露出が多いだとか言って却下され続けた。
だったら何が良いんだよ！！
「これは？」
爽茉「露出が多い」
一番露出少ないの選んだつもりなんだけど…？
じゃあお兄ちゃん持ってきてよ、と言うと、海女さんが着るようなのを持ってきた。
今度からお兄ちゃん誘うのやめようかな…。
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» ありがとうございます〜！！一癖も二癖もあるウチの子たちをそんなに褒めてくださって…画力と文才！？あー！ありがとうございます〜！！これからも頑張ります！！ (2020年8月2日 15時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - とっても面白いです！皆ユニークで大好きです！ところで、素晴らしい画力と文才があるんですね！羨ましいです､､、これからも無理の無いように頑張って下さい！応援してます！ (2020年8月1日 20時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - びびちゃんさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しいです！これからも更新がんばります！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
びびちゃん - 面白いです！更新頑張ってください。 (2020年2月1日 16時) (レス) id: 122cd8c013 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - しつさん» ありがとうございます！！綾くん良いですよね！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
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