１４４話 ページ4
「知り合いじゃねえとか釣れねえこと言うなよ〜！」
「俺ら仲良くやってたじゃねえか」
小田「ほんと、関わるのやめてくれないかな」
優しく笑って言う小田くんは、私を自分の背中に隠す。
でもその小田くんの行動にイラッとしたのか、男子たちは険しい顔になった。
え、ちょ、小田くん、思い出して、今すぐ思い出して。確かに覚えにくい顔してるけど！
「お、小田くん…」
小田「大丈夫だから、何も気にしなくて良いよ」
「女守ってイキってんじゃねえよッ！」
え！？嘘でしょ！？
ブンッと音が鳴るほど速い拳が飛んでくる。明らかに私狙ってない！？
女守ってって、守らないよりマシよね！？
ギュッと目を瞑って衝撃に耐えようとするけど、暫く経っても痛みは感じない。
「え…？」
小田「この子に手出ししたら、今すぐ生まれてきたこと後悔させんぞ、オイ」
……小田くん！？
ガラが変わってるけど！？悪いけど！？
ちょっとビックリすることが立て続きに起こりすぎて追いつけない！
ナメんな！とおきまりの台詞を吐いて、ヤンキー(と呼んで良いと思う)が小田くんに殴りかかってきた。
け、警察呼ぶ！？
と思ったけど、小田くんは涼しい顔をしてどんどん向かってくるヤンキーをなぎ倒していく。
嘘でしょ強。
顔に飛んできた足を掴んで投げる。その投げられた人に巻き込まれて倒れる2、3人。
パイプを持って殴りかかってくる、そのパイプを奪って曲げる。殴りかかってきた腕を掴んで、捻って倒す。
やんちゃ過ぎない？
驚いて呆気にとられていると、グッと誰かに腕を後ろに回された。
あ、やっちゃった…。
「おい！こいつがどうなっても良いのか！？」
上を見ると、傷だらけのヤンキー。
この人…小田くんに最初に絡んでた人じゃ…。
その人の声でボコボコにしていたボロ雑巾のごとくボロッボロの相手を投げ捨ててこっちを見る小田くん。
って言うか見るじゃなくて睨んでるよね？
「っ…小田くん！」
小田くんがこっちに気を取られたのを良いことに、小田くんに殴りかかったのは、さっき小田くんが投げた人に巻き込まれていた人だ。
卑怯じゃないか、と思う。こんな状況で。
小田くんは殴られて、頰に切れたような傷が。
ツゥッと流れる血。すっげー痛そう。
小田「…おい、その子今すぐ離せよ」
その人を投げ飛ばした小田くんは、こっちを今まで見たことないくらい怖い顔で睨む。
本当に小田くんなのか疑うほど。
でも大丈夫、私も護身術とか教えられてるから。
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» ありがとうございます〜！！一癖も二癖もあるウチの子たちをそんなに褒めてくださって…画力と文才！？あー！ありがとうございます〜！！これからも頑張ります！！ (2020年8月2日 15時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - とっても面白いです！皆ユニークで大好きです！ところで、素晴らしい画力と文才があるんですね！羨ましいです､､、これからも無理の無いように頑張って下さい！応援してます！ (2020年8月1日 20時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - びびちゃんさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しいです！これからも更新がんばります！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
びびちゃん - 面白いです！更新頑張ってください。 (2020年2月1日 16時) (レス) id: 122cd8c013 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - しつさん» ありがとうございます！！綾くん良いですよね！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
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