156話 ページ16
美原「昨日はごめんな!マジでうるさくて…俺あの後ちゃんと言っといたから!」
「ううん、大丈夫。でも美原が初めてまともに見えた」
美原「俺はいつでもまともだぞ」
どの口が言ってんだ。
ため息をついて外を見ると、ふと佐田と目が合った。
朝からバスケとか元気だな。
モブ「なぁあれ、お前のクラスのAちゃんじゃね?」
モブ2「こっち見てんぞ?」
佐田「……っすね」
ジッと3人に見上げられ、私以外の誰かを見ているのか、と振り返るが誰もいない。
もしかして私か?
試しに手を振ってみると、顔を少し赤くして目を逸らした佐田は小さく手を振り返してくる。
なんだあれ、本当に高校生男子か?
他の二人は盛り上がってたみたいだけど。
小田「ねぇAちゃん、今日のLHR何するの?」
野口「今日は多分遠足のことについてだと思うけど?」
小田「僕はAちゃんに聞いたのっ!」
なんだそれ可愛すぎか。
むぅっと頬を膨らました小田くんは長い手足を伸ばす。
すると、先生が教室に入ってきた。
先生「お前ら今すぐくじ引きやれ〜。遠足の班決めるぞー」
美原「お願いします神様Aと同じ班になれますように」
佐田「お前そんなに信仰深かったか?普段から信仰深くないと神様は言うこと聞いてくれねえんだぞ」
野口「じゃあ俺は大丈夫かな♪」
兒玉「どの口が言ってんだよ」
久しぶりのご登場、兒玉。
兒玉はシャツを第2ボタンまで開けてパタパタと仰いでいた。
まぁ最近暑いしねぇ〜…。
先生「ちなみに、するのは登山だからな」
「と…登山?」
小田「体力づくりが名目だって」
山だけはやめて欲しかったんだけどなぁ…。
はぁ、とため息を吐いた後、野口が差し出したくじを引いた。全部で5班あるらしい。
ちなみに私は3と書かれている紙を引いたので、3班だと思う。
美原「俺2班。お前は?」
「ん、私3班」
小田「あ、僕一緒」
兒玉「俺も一緒だぞ」
佐田「死んでいいか?」
佐田は4班だったらしく、珍しくかなり落ち込んでいる。
私は小田くんと兒玉と同じ班らしい。かなり私的に良い班だと思う。
ニコリと笑う二人の顔を見て、眼福だ、と思ったのできっとそう。
先生「じゃあ班で固まれ〜。多分一班5人になる筈だ」
ガヤガヤとうるさくなる教室。
私たちはその真ん中に集まって後の2人を待った。
えーっと、後2人は…。
明大「えーっと、話すのは初めてだっけ。俺
アル「よろしく…」
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» ありがとうございます〜!!一癖も二癖もあるウチの子たちをそんなに褒めてくださって…画力と文才!?あー!ありがとうございます〜!!これからも頑張ります!! (2020年8月2日 15時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - とっても面白いです!皆ユニークで大好きです!ところで、素晴らしい画力と文才があるんですね!羨ましいです、、、これからも無理の無いように頑張って下さい!応援してます! (2020年8月1日 20時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - びびちゃんさん» ありがとうございます!!そう言っていただけると嬉しいです!これからも更新がんばります! (2020年2月1日 19時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
びびちゃん - 面白いです!更新頑張ってください。 (2020年2月1日 16時) (レス) id: 122cd8c013 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - しつさん» ありがとうございます!!綾くん良いですよね! (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
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