〜７〜 ページ9
部屋にそう言いながら入ってきたのはトド松。
相変わらずのあざとさ。
ところで連絡先交換しない？まで一セットなのね。
とりあえず連絡先は交換したけど、何故かスマホは圏外にはなっていない上、しっかりとおそ松さんゲームからＴｗｉｔｔｅｒ、ＬＩＮＥまで入っていた。
充実したスマホだなぁ、なんて思っていると、ヨロシク、と可愛いスタンプと共に画面に表示されたアカウント名は『トッティ』。
これは夢か？
いや、背中はまだ痛いから、きっと現実。
こんないい体験するなら、一回死んでみるのも一つの手かもしれない、なんて思ったが、よく考えてみれば草の上に落ちてこの怪我だ。
コンクリートの上に落ちていたら、今頃この部屋ではなく病室にいたか、 もしくは霊安室。
私は一生分の運を使い果たしてしまったのか。
そうとしか思えない。だって、あの六つ子の家に一緒に住めるんだよ？しかも私が一番好きな派生、学生松。
もしかしたらここが天国かもしれない。
三次元での人間関係のいざこざに疲れていた私は、二度とこの世界から出たくない、と真摯に思う。
「カラ松ガール、俺の苦手な科目はなんだと思う？」
えぇー、聞かれたぁ…。
正直、カラ松は全部苦手っぽいんだけど…。
「……英語、とか？」
「な、なぜわかった…」
「あ、当たった…」
適当に言っただけなのに。
カラ松の得意教科は古典。理由を聞くと、ロマンチックだか、らしい。
わからないこともない。
やっぱり幸せ〜…。
でも大事な人がまだ来ていないような…？
「……俺、松野一松…苦手は世界史……得意なのは物理…よろしく」
いつからいたのか、部屋のはしっこから声がした。
それに驚いたのは何故か私だけ。
もしかして、日常茶飯事なの？
よろしくね、と返すと、何故か睨まれてしまった。
あれだな、第一印象が最悪だったな。
「馬鹿息子たちー！それとAちゃーん！ご飯よ〜！！」
下から声が聞こえ、それを聞いた瞬間、育ち盛りの六つ子達はワラワラと下へ、我先にと降りていく。
ゆっくり付いて行こうと思ったら、ねぇ、と声をかけられた。
「ひっ、あ、一松…」
「あんたさ、どこから来たの？」
「え…どこから、って……？」
半目の一松は光のない目で私を見つめている。
夢女子的にすげぇ私得な状況なんだけど。
密かにテンションがマックスまで上がっているところだ。
「…言っても、通じないところ」
ここはちょっと読者に大人の余裕を見せてあげよう。
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松々先輩(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます！！これからお話は急展開…できればいいな、と思います！頑張ります！！ (2020年10月5日 0時) (
レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
月花 - すっっごい面白いです！頑張ってください! (2020年10月4日 23時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Rain☆さん» ありがとうございます！！了解です！頑張りますね！ (2020年5月14日 22時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
Rain☆ - 一松！！もう本当に尊いです！一番の推しです！更新頑張ってください！ (2020年5月14日 14時) (レス) id: 3af4d419c0 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - ですねー、おそ松さんも3期期待です！ (2019年12月11日 18時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
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