津田’s birthday 6/23 ページ23
side津田
「今日もジメジメして困るねぇ」
そう言って、六月がいかにいらない月か、と言うことをブツブツと語り始めるのは、この学校唯一の女子、AA。
なんか訳ありでこの学校に来たらしいけど、それでも俺は出会えてよかったと思っている。
俺はその、いかに六月がいらないか、と言う話を熱弁するAを見つめていた。
俺的には、六月って好きなんだけどなー…。
俺の誕生日だぞ？
この、俺と言う人間がこの世に生まれ落ちたことがどれだけ素晴らしいことか。
だって俺だし。
「……津田？どうかした？」
津田「いや、知らないのかな、って」
「え？何を？」
きっと、Aだったら、六月に俺の誕生日があると知れば、六月が嫌な月だなんて言わないだろう。いや、言えない。
それなのに言ってるってことは、完全に忘れてるか知らないか。
俺の誕生日忘れるとかありえないから、きっと後者。
でも、俺から自分の誕生日を言うのはカッコ悪いから言わない。
「ん？なんだ？」
その時、Aのポケットに入っている携帯がブブ、と振動する。
あぁ……携帯になりたい。
不思議そうに画面を見たAは、サーッと顔を青くする。
「つ、津田……」
津田「ん？」
「あんた…きょ、今日誕生日だったの……？」
そう言うAに、そうだよ、と返す。
すると、バンッと机を叩いて立ち上がった。それにビクッと肩が揺れる。
なんだよー、びっくりしたなぁ。
「言ってよ！！津田の前でめっちゃ六月罵倒しちゃったじゃん！」
津田「え、これ俺がキレられんの？」
「〜……プレゼントも、ないし…」
津田「Aがいてくれるだけで嬉しいよ」
「ッ……お祝い、したかったのに」
津田「今からすれば良いじゃん」
そう言うと、へ、と間抜けな顔をしてこっちを見る。
綺麗に垂れている髪を耳にかけると、くすぐったそうに眉を顰めた。
津田「今日はさ、俺の誕生日なんだし……」
「ッ……」
津田「俺のしたいこと、しても良いんだよな？」
できることとできないことがあるからっ…！！と顔を真っ赤にして、ギュッと目を瞑るAがたまらなく愛おしく思える。
こいつほんとに可愛いな。
津田「じゃあ今ここで、俺に嘘でも良いから好きって言ってみてよ」
「え、ちょ、待って。津田はそれが誕生日プレゼントで良いの？」
津田「うん、それでいい」
それに、これ以上良いプレゼントないし。
すると、Aは顔を赤らめ、俺から目を逸らしてポソッと呟く。
「……好き、かも」
あぁ、神さまありがとうございます…。
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» 小田：なんでなんだろ、、はっ！もしかして僕がいるせい…！？あわわわ…！！き、君は高評価推してくれたの！？ありがと、ほんとにありがとう〜！！ (2020年8月2日 12時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 確かに低評価嫌ですね､､、神作品なのに､､、ちなみに私は高評価押しましたよ(*^▽^*) (2020年8月2日 11時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Yucca!!!さん» 美原：だよねぇー。俺たちこんなに頑張ってるのにさー！でも君が応援してくれれば百人力だわ！あんがと！これからもよろしくな！！ (2019年8月1日 21時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 本当、なんか意味もない低評価多いですよね…。なぜこんなに面白いのに…。もしや組織票か！？…なにはともあれ、頑張ってください！！！ (2019年8月1日 12時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あさん» 確かフォントは大丈夫だったと思います。あと背景は今気づきました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年4月21日 20時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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