山坂’s birthday 3/20 ページ11
side山坂
山坂「まだ冷え込むなぁ〜…」
ホストクラブから外へ出た時、遠い空を見上げてそう呟く。
今日は誕生日で、僕の両手にはお客さんから貰ったプレゼントが沢山。
車で来てて良かった、なんて思っていると、ふとあの子の顔が浮かんだ。
Aちゃん、天の誕生日の時、わざわざここまで来てたよね。
僕の時はこないのかな、なんて。
ワガママなのかも。
それにこんな時間にこんな所に女子高生が来るのは関心しないしね。
天の時はまだ早い時間帯だったからなぁ。
今の時刻は夜１２時を回り、このあたりのそういう店が本腰を入れ始める時刻。
今日抜けさせてもらえたのは、僕の働くホストクラブの店長の粋な計らいだ。
家で待つ家族とどんちゃんやって来い！と言ってガハハと笑う店長の顔が浮かんだ。
流石は元ナンバーワンホストだからか、そんな笑い方をしても顔が整っていることに変わりはない。
家に帰っても、待ってる家族なんていないんだけどなぁ……と苦笑いして車を出す。
……うん？
繁華街の入り口に立っている制服姿の女子を見る。男達に絡まれて、苦笑いで交わそうとしていた。
これが知り合いじゃなかったら見逃したんだけど。
見覚えのある綺麗な髪に、スカートからすらりと伸びる白くて長い足。
笑う顔は、苦笑いでも花が咲いているようだ。
あれは…。
山坂「Aちゃん？」
「あっ、山坂さん！」
「え、山坂！？」
「もしかしてあのナンバーワンホストクラブの…」
「おい行こうぜ」
絡んでいたのは違うホストクラブのホストだったらしい。
ホッとした顔のAちゃんは、僕の車に駆け寄ってくる。
山坂「こんな遅い時間までここにいたら変な人にホテルに連れ込まれちゃうよ？」
「ふふ、大丈夫ですよ。そんな時も山坂さんが来てくれるでしょ？」
山坂「…連れ込むのが僕だとしても、そうやって君は笑ってられるの？」
「はい？」
山坂「いや、なんでもない。どうしてここに？」
そう聞くと、逆に不思議そうに顔を傾ける。
「今日、誕生日ですよね？」
山坂「え、なんで知って…」
「紅士さんに聞きました。てことで、これ、プレゼントです！」
はい、と渡されたのはマグカップ。
この前割れたって言ってましたよね、と笑う彼女を抱きしめたい衝動に駆られる。
山坂「……今日さ、帰らなくても平気？」
「？一応家に親はいませんけど…それに明日は部活もないです」
山坂「じゃあさ、僕の家でパーティーしない？」
そういうと彼女は嬉しそうに頷いた。
春休みって良いなぁ……。
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松々先輩(プロフ) - らっぴょこさんさん» 小田：なんでなんだろ、、はっ！もしかして僕がいるせい…！？あわわわ…！！き、君は高評価推してくれたの！？ありがと、ほんとにありがとう〜！！ (2020年8月2日 12時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 確かに低評価嫌ですね､､、神作品なのに､､、ちなみに私は高評価押しましたよ(*^▽^*) (2020年8月2日 11時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - Yucca!!!さん» 美原：だよねぇー。俺たちこんなに頑張ってるのにさー！でも君が応援してくれれば百人力だわ！あんがと！これからもよろしくな！！ (2019年8月1日 21時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 本当、なんか意味もない低評価多いですよね…。なぜこんなに面白いのに…。もしや組織票か！？…なにはともあれ、頑張ってください！！！ (2019年8月1日 12時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あさん» 確かフォントは大丈夫だったと思います。あと背景は今気づきました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年4月21日 20時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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