Twenty six episodes ページ29
気まずいよ〜……
あのあと、最後の生徒を送り届け、車内には二人きり
気まずいと感じているのは私だけらしく、カラ松は運転席で鼻唄さえ歌い始めている
どうしてそこまで平気でいられるのよ〜…
「…雨足が酷くなってきたな……どうだ？俺のうちに来ないか？そっちの方が近いし、honeyの家はここから遠いだろう？明日の朝も送るぞ？」
「………そんな、悪いよ…」
「気にするな。恋人同士じゃないか」
えぇ、そうね
例えそれが愛し合っていなくても
「…なら、今日は泊まらせて貰おうかな？」
「わかった」
そう言うとカラ松はハンドルを切り、交差点を曲がった
松野家の六つ子は、皆それぞれを家を持ちながら松野家に住んでいる
だから、滅多に自分の家に帰ることは少ないんだそう
松代さんも大変だなぁ、といつも思う
「着いたぞ」
「…久しぶりだなぁ……カラ松の家」
「俺も久しぶりだ」
ははは、と軽く笑ったカラ松は、ガレージに車を止めた
恐る恐る降りてみると、そびえ立つマンションが
いつ見ても良いとこ住んでんな…
こんにちはー、と管理人さんに挨拶し、エレベーターに乗り込んだ
カラ松はスーツについた水滴を払っている
その仕草を見てると、やっぱり好きだなぁ……と感じる
「…？どうした、honey？」
何でもないよ、と笑いかけたところで丁度最上階に着いた
チンッと心地良い音が聞こえ、ドアが開く
先に降りたカラ松の背中を見つめ、私もフロアに降りた
広い……
「好きに使っても良いぞ？濡れた服は洗濯機にでも入れてくれ」
ありがとう。と呟いたあと、洗面台に向かう
そこに洗濯機があるからだ
シャツを脱いだ後、自分が目に入った
鏡か…驚いた
ジッと自分を見つめる
「…ハァー…こんなブスな女、誰も貰っちゃくれないわよ……」
カラ松があらかじめおいておいたTシャツを着て、リビングに戻る
「…………良い香り。コーヒー？」
「あぁ、確かhoneyはブラックは好みじゃないんだよな？砂糖多めに入れておいたぞ」
「…ッ…あり、がとう……」
「？どうした？もしかして甘いの苦手か？ならすまなかった…」
「っ、いいえ…いいえ、甘いのは好きよ……」
これだから、松野カラ松を嫌いになれない
貴方の甘い声も、囁きも、触れてくる手だって甘いんだもの…
甘いものは、嫌いになれないの……
いい加減、私を放して
「honey？」
ポロポロとこぼれ落ちる涙がコーヒーの中に波紋を広げた
Twenty seven episodes→←Twenty five episodes
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松々先輩(プロフ) - 餅松さん» ありがとうございますwこれからどんどん物語動いていきますので、よろしくお願いします！ (2018年12月15日 16時) (
レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
餅松(プロフ) - おお…おおおお…神だ… (2018年12月15日 13時) (レス) id: da1a8490cf (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 色松推しのウオタミでボカオタでアニオタさん» オリンピックギリギリ届かずレベルですねー……忘れるためにしていた新体操がここまで上手くなるなんて皮肉なものですねw (2018年10月22日 1時) (レス) id: bf59551678 (このIDを非表示/違反報告)
色松推しのウオタミでボカオタでアニオタ - スゲーっすね！！夢主ちゃんはオリンピク出てるんですか？ (2018年10月22日 0時) (レス) id: 61be67dd50 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 色松推しのウオタミでボカオタでアニオタさん» そうなんですね！夢主ちゃん有名な新体操選手です！！そこから体育教師になりました！ (2018年10月19日 23時) (レス) id: bf59551678 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
