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『ここで、大丈夫だよ』
マンションへと繋がる道に入る前そう言った私に
「こんな途中じゃ危ないだろ」
別の道へと続く道を見て答える優希くん。
『家、ここなの』
高級マンションを指差した私に"まさかぁ〜"っておどける彼。
『いや、本気なんです〜』
気まずそうに笑った私に本気なんだと確信して
「え、金持ちじゃん」って驚き顔
「...でも何でバイト掛け持ち？」
頭に？が浮かぶのが見えるくらいに不思議そうに聞いてきた
『私はお金ないから掛け持ちしてるけど〜まぁ色々と理由があって...』
「...複雑な感じ？」
『何とも言えない...かな』
にごす私に「話せる時に話して」って心配そうに言った優希くんと分かれてマンションに入った。
スーっと静かに上がる乗り慣れたエレベーターに乗って家の玄関を開けた。
いつもは無い臣さんの靴を見て、緊張した。
リビングに入るとダイニングテーブルに座ってpcを扱ってる臣さんと目が合う。
「おかえり」
『ただいま、戻りました』
ここに座って、と言わんばかりに自然に立ち上がった臣さんは自分が座ってた正面の椅子を引いた。
『ありがとうございます』
私を椅子に座らせて冷蔵庫から飲み物をとって目の前に置いてくれた。
ぺこりと座ったままお辞儀をした私を見て作業してたであろうpcをそっと閉じて私の正面に座り直した。
何か話があるんだろうか...ほんの数秒シーンとなって
「飲んでいいよ」
貰った飲み物に目線を移して言った臣さん。
『いただきます』
ストローをプスッと刺して飲む姿を目の前でジッと見つめられて恥ずかしすぎる。
「美味しい？」
『...とっても』
ふっと笑って"良かった"なんて言う臣さんを次は私がじっと見つめる。
「バイトの件だけど終わるの遅いからせめて１つ辞めない？無理にとは言わないけど、生活にかかるお金も遊びに行くお金もカードから出していいから」
臣さんのお願いを断るわけにもいかなくて
『わかりました』と答えた。
「女の子が夜遅くに危ないし、タクシーは絶対使って。いい？」
しっかり見つめられた目に"絶対だぞ"と強い意志が伝わる、
『はい、約束します』
「ん、お利口」なんて言って手を伸ばして私の頭を撫でる
完全に子供扱いな臣さん。
それでも臣さんに触れられた事が少し嬉しいなんて決して言えない...
この感情はなんなんだ...と不意に考える
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ユキ(プロフ) - 青空さん» 応援します😀❤ (1月23日 7時) (
レス) id: 112f60438c (このIDを非表示/違反報告)
むぅ(プロフ) - 青空さん» 作者様のペースで更新楽しみにしております。 (2022年5月6日 23時) (レス) id: cb68aa1da2 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - むぅさん» コメントありがとうございます！！更新遅めですがこの後の展開お楽しみに(^^) (2022年5月6日 17時) (レス) id: a8e20d944f (このIDを非表示/違反報告)
むぅ(プロフ) - 初めまして。ストーリーを読ませて貰ってます。登坂さんとの今後の生活関係、契約期間が終わったらどうなるのか？ご実家との関係の展開も楽しみにおります(*⁰▿⁰*) (2022年4月29日 14時) (レス) id: cb68aa1da2 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - まゆさん» こちらの配慮が足りませんでしたね！お話読んでもらえて嬉しいです。今後ともよろしくお願いしますねっ‼︎ (2022年4月23日 23時) (レス) @page12 id: af434e92c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青空
| 作成日時：2022年4月23日 19時
