secret xxx.... 05

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｢ちょっと美紅!!!｣




｢(人1)♪超かわいいよ♪｣




｢かわいいよ♪じゃないよ!!!
あたし裏方だよ？なのに、なんでこんな格好!!!｣




着せられたのは接客など、表担当が着る予定のメイド服。




｢あれっ？言ってなかったっけ？
メイドの数、計算だと少なかったから増やすことになったんだよ♪｣




初耳ですけど？




ってかなにもあたしにしなくても。




｢あたしやりたくないし!!!
あたしじゃなくて美紅がやればいいじゃん!!!｣




｢ほら、あたしクラスの総監督でしょ？
やりたい気持ちは山々なんだけど
みんなまとめなきゃいけないから
………お願い!!!我慢してください!!!｣




まじですか………。




｢ダメ？｣




親友にそんなお願いされたんじゃ………




｢分かったよ｣




やらないわけにはいかない。





｢ありがとう!!｣




｢うん………｣




｢あれ!？そう言えば知念くんと王子は？｣




｢侑李は"龍雅"と"鷹牙"連れてきてる｣




まさか来るなんて思ってもなかった。




だってあんな人たち来たら、100％学校がパニックになる。




しかも侑李と涼介の友達なんてバレたら
"美男集団"とか言って女子が荒れる。




ここまで推測できるのに、なんで勉強できないんだろうな。




ホント自分の脳ミソを呪いたい。




｢んで(人1)の旦那さんは？｣




｢だっ旦那さん///？｣




｢そんな顔真っ赤にしなくても｣




と笑った後に




｢っんで………王子は？｣




｢今日、会合で学校休んでる｣




傘下に入った各チームのリーダーと涼介で会合らしい。




どうしてもはずせないって言ってた。




きっと西日本一である次の相手についての話だろうな。




｢なんだぁ残念｣




｢何が？｣




｢(人1)のメイド姿見てほしかったのに｣




何を言い出すかと思えば………。




｢絶対にヤダ｣




涼介がいないなんて、あたしからすれば好都合。




こんな姿見られたら絶対にバカにされる。

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