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初恋*中編その2 ページ9

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冬休みが明けて、


バレンタインの時期になった。


加奈と一緒にチョコを作って、


まあ晴樹と圭ぐらいにはあげようかな。


みたいな。


晴樹、前に甘い物好きって言ってたし…。


甘い物好きとか、可愛いとこあるじゃん。


とか考えてたらすっかり日付は2/13。


加奈と一緒にチョコ作って、ラッピングした。


で、当日。


晴樹の家のインターホンを押すと


「はい……ってA!?」


聞きなれた声が帰ってきた。


「ねぇ、渡す物あるから来て?」


「え?ん、待ってろ」


「はいはーい」


待ってろって言われても


そんなに待たされなかったというか、すぐだった


何故かいつもより暑くて、


心臓がうるさい。


「…えとね、これ…良かったらどうぞ。」


「ん、あ、ありがと…頂きます。」


「えっと…それじゃあまた学校で…?」


「うん、じゃあなー」


後からLINEが来て、

晴樹チョコ美味しかったよー
Aほんと?良かったーw
晴樹お前何か大人しかったね
A男子にチョコあげるなんて久しぶりだったからね
晴樹そっかwwwww
Aうんww


その後は特に何もなくて、


ちょくちょく話すかなーみたいな


前と変わらない関係。


3月に入ると


ホワイトデーが気になってしまって


私こんな女子らしい事考えるんだ、みたいな


私がびっくり。


ホワイトデーの前日に急にLINEが来て

晴樹明日の放課後俺の教室来て
Aえ、あ、はいw


その日の授業なんて授業どころじゃなかった。


6時間目は、好きな教科だったけど、


それさえも


さっさと終わらないかと思ってしまうぐらい


放課後になって帰る支度をして、


晴樹の教室を覗いた


そこで私は晴樹が女子数人に


ホワイトデーのお返しらしき物を


渡してるのを見てしまった。


居た堪れなくなった私は


逃げるように誰も居ない自分の教室に戻り


さっさとドアを閉めた


なんだ、私以外からも貰ってたんだ。


今まで気づかないフリをしていたが


そういえば晴樹、地味にモテるんだった。


そうすると急に教室のドアが開いた。



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設定タグ:恋愛 , 短編集 , 妄想   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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まお - え、すきすき!! (2018年5月20日 15時) (レス) id: ce8cda22cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年11月6日 22時

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