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告白 ページ4

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___そして急に耳元でこう言われた。


「俺はお前の事好きだけどね?」


放課後、教室で日誌を書いてる私と


居残りをしている晴樹がいた。


晴樹は急に


「あー!皆リア充だよな、なんなの」


と軽く笑いながら言い出した。


確かに私のクラスは


他のクラスと比べてカップルが多い。


「そうだね〜」


私は苦笑いしながら、


『まあ私は一生非リアだけど』と付け足した。


「えーそんな事ねーと思うけどな」


「えー、私の事好きになる人なんて居ないよ。」


すると晴樹は急に黙り込んだ。


そして晴樹は言ったのだ。


時が止まった。


私はその言葉を理解するのに時間がかかった。


晴樹が私の事を好き…??


私は驚き「…ほ?」と間抜けな声しか出なかった。


「だから、好きなの。」


「え、好き…?」


「あー!!もう!お前な!」


と急に大声を出した晴樹の顔は真っ赤だった。


「幼稚園の頃から、ずっと。


お前の事が好きだったの。」


「そ、うなの…?」


「待って、なんでお前涙目なの?


俺が原因ならごめん…」


「ち、がうの、あのね、晴樹」


「うん?」


不安そうな顔で見てくる晴樹の目を


じっと見ながら私は告げた。


「あのね、晴樹、私ね、晴樹の事好きだよ。


好きなんかじゃないもん、大好きなんだよ?」


これまで誰にも言わず

1人で抱え込んできた事をやっと言えた。


「は、え?まじで?」


「ほんと。」


「はあ…お前可愛すぎだから」


そう言うと晴樹は私を抱きしめた。


ああ、ほんとこの人はずるい。


耳元で言われた時に


ドキっとした事なんて、


一生晴樹に教えてあげないんだから。

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設定タグ:恋愛 , 短編集 , 妄想   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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まお - え、すきすき!! (2018年5月20日 15時) (レス) id: ce8cda22cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年11月6日 22時

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