＊ ページ3
＊
『うん、やっぱりここの餃子が一番だなぁ(笑)』
深澤「はは、美味そうに食うよなほんと(笑)」
『てか、クリスマスの夜にラーメン食べてる男女なんて私たちくらいじゃない？』
深澤「んー、他にもいるかもよ？」
『そうかな』
深澤「まぁ、下手に背伸びするより、俺たちはこういう過ごし方が合ってんだよ」
『餃子あと1個だから食べていい？食べちゃお』
深澤「聞けよ！(笑)」
私は餃子を口に入れ、ビールを飲む。
『聞いてるよ。私たちらしいっちゃらしいよね(笑)』
ラーメン屋を出て、歩く。
『クリスマスが終わったら、あっという間に年末だね』
深澤「そうだな」
『年越しパーティー楽しみだな〜、何食べよう』
深澤「結局食うことしか考えてねーのかよ(笑)」
『お酒もたくさん買ってから行こーっと(笑)』
ビールでいい感じにほろ酔いになり、私は"きよしこの夜"を鼻歌で歌う。
彼の手が私の手に少し触れる。
そして、彼は私の手を握った。
少し驚いて隣を見るが、彼は黙ったまま前を向いて歩いている。
…普段はよくしゃべるくせに、なんで黙ってんのよ。
私たちは駅に着くまでずっと黙って手を繋いで歩いた。
深澤「じゃーな」
『またね』
そう言って手を離したとき、その温もりも同時に失い、なんだか寂しくなった。
人混みに消えていく彼を見つめる。
…これが、恋か。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1800人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あべ 沙耶 - ayaneさん» どういたしまして！← (2020年9月26日 20時) (
レス) id: c552b5681b (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あべ 沙耶 元みきゃんさん» お手本だなんて嬉しいです！笑 (2020年9月25日 16時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
あべ 沙耶 元みきゃん - 別に作品パクって無いですよ！？憧れているって意味です！ (2020年9月6日 0時) (レス) id: c552b5681b (このIDを非表示/違反報告)
あべ 沙耶 元みきゃん - ayaneさん» 了解です！あ、私も別のケータイ小説サイトで小説書いてるんですがいつも作者様を手本にして助けられてますｗ！新作楽しみにしてます！ (2020年9月6日 0時) (レス) id: c552b5681b (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - みきゃんさん» いつもコメントしていただきありがとうございます！これを読んでハッピーな気持ちになってくれたら嬉しいなと思って書きました！またいつかよろしくお願いします！(笑) (2020年8月24日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayane
| 作成日時：2020年8月10日 8時
