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数日後、宅配便が届いた。
ラウールくんからだ。
開けると、有名な化粧品ブランドのリップだった。
同封されていたメッセージカードには、"この前はありがとう、お礼に僕がコラボしたブランドのリップあげる!"と書かれていた。
『さすがモデル…』
リップを繰り出す。
真っ赤なリップだ。
いつもは無難な色を使っているから、こんな派手な色は使ったことがない。
とりあえず鏡の前で唇に塗ってみる。
…やっぱり私には派手だ。
『…いつものリップにしよう』
リップを拭おうとしたとき、ふと時計を見る。
『やばい!遅れる!;』
私は慌てて家を出た。
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なんとか遅刻せずに間に合った。
同僚「あれあれ〜?A今日メイク違くない?」
『え、うそ』
彼女はまじまじと私の顔を見る。
同僚「わかった、リップの色だ!そんな赤いリップつけるなんてめずらしい〜」
しまった、急いでて取る暇がなかった;
同僚「ねぇ、それ自分で買ったものじゃないでしょ(笑)」
『こ、これはその…;』
同僚「男からのプレゼント?(笑)」
高校生からもらったなんて言えない…;
『た、たまにはこういう色も挑戦してみようかなって;』
同僚「ふ〜ん、今日デートの予定でもあんの?(笑)」
『ないよ〜;』
そのとき、目黒くんが通りかかった。
同僚「あ、目黒くんちょっと」
目黒「はい」
同僚「Aの今日のリップの色どう?」
『へ…!?;』
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ayane(プロフ) - 翔亜さん» ありがとうございます! (2020年10月18日 11時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
翔亜(プロフ) - 楽しみにしてます! (2020年10月17日 22時) (レス) id: 068f257b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayane | 作成日時:2020年10月17日 7時