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目の前で起きたことを全員が理解する間もなく、今度はステージの壁が突き破られた
？「ご覧なさい巨人くん。会場はえらい騒ぎ出だ。オークションは終わりだな。金も盗んだことだし、ギャンブル場に引き返すか。」
巨人「たちの悪りぃじーさんだ。」
現れたのは壁を突き破ったであろう巨人と、右目に大きな傷跡のある白髪の老人だった
ﾊﾁ「れ、レイリー！」
ｷｯﾄﾞ「レイリーだと...」
ﾛｰ「...まさか」
ﾚｲﾘｰ「おお！ハチじゃないか！久しぶりだな！！...ん？その傷はどーした？」
ﾊﾁ「こ、これは...」
ﾚｲﾘｰ「あぁ言わんでいいぞ。......ふむ、なるほど酷い目にあったなハチ。君達が助けてくれたのか。」
老人は会場を見渡したあと視線をルフィに向ける
ﾚｲﾘｰ「その麦わら帽子も古くなったな......会いたかったぞ！モンキー・D・ルフィ！！」
突然現れたレイリーと呼ばれる老人から放たれる異様なオーラに全員が息をのむ
今のは覇王色の覇気でこの老人が何者なのか
その場居る数名は理解していた
「冥王シルバーズ・レイリー...」
確信したAが老人の名前を口にした
ﾚｲﾘｰ「下手にその名を呼んでくれるな、お嬢さん。
...君は、イェシェン・Aか！！」
「私を知っているの？」
ﾚｲﾘｰ「もちろん噂に聞いているよ。私は美人に目がないからな！ﾌﾊﾊﾊﾊｯ」
「伝説の海賊と呼ばれる貴方が何故こんな所に...」
ﾚｲﾘｰ「ここらではコーティング職人のレイさんで通っているのさ。もはや老兵、平和に暮らしたいのだよ。」
元ロジャー海賊団の副船長である冥王レイリー本人を前にA達は固まる
海兵《犯人はすぐにロズワード一家を開放しなさい！時期大将が到着する！降伏しろ！どうなっても知らんぞルーキー共！！》
会場の外から海軍の警告が聞こえてきた
ﾛｰ「俺達は巻き込まれるどころか完全に共犯者扱いだな。」
ローは言葉と裏腹に笑みを浮かべる
ｷｯﾄﾞ「麦わらのルフィの噂通りのイカれ具合を見れたんだ。文句はねぇが、今大将とぶつかるのは御免だ。先に行かせてもらうぞ。物のついでだ、お前ら助けてやるよ！」
ﾙﾌｨ、ﾛｰ「「あ゛？」」
ｷｯﾄﾞ「表の掃除はしといてやるから安心しな！」
独り出口へ向かうキッド
ﾙﾌｨ「待て！それは俺がやる！！」
ﾛｰ「ふざけやがって！！」
ルフィとローがキッドの後を追う
「ロー！」
ﾍﾞﾎﾟ「あーあ、キャプテン行っちゃった。」
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作者名：ゆんゆ | 作成日時：2016年10月3日 20時
