【過去】炎を操る男 ページ25
数年前、Aは"SMILE"の取引について情報を得るためにロー達と別行動をとっていた
男「よぉ、姉ちゃん見ねぇ顔だな。こんな店で女一人か？寂しいねぇ。」
男「ﾋﾋﾋｯ俺達が相手してやるよ。こっち来いって。」
「...」
店のカウンターに座っていると柄の悪い連中に絡まれた
物騒な成をしているが海賊ではなさそうだ
恐らくこの小さな島で権力を振りかざして好き勝手にやってる連中だろうとAは察した
男「おい！聞いてんのか！？」
ｸﾞｻｯ!
男「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
無視を続けるAに苛立った男の1人が無理矢理肩を掴んできたのでAは近くにあったフォークを男の手に刺してやった
男「てめぇ！何しやがる！！」
逆上した男達は刀や拳銃を取り出した
「あー、面倒臭い」
鬱陶しそうに振り返ったA
こんな連中を殺すのは簡単だが、今この島で騒ぎを起こして海軍が来るのは避けたかった
戦わずに相手を怯ませる方法しかないとAは覇気を使い男達を睨みつける
賊「うっ！」
賊「な、なんだこの女！」
Aの纏うオーラが明らかに相手よりも格上であると知らしめる
男達は覇気に当てられ後退る
あとは彼らが怯えて去るのを待つだけ
...の、はずだった
？「あー！あったあった！飯屋！」
「！」
この緊迫した空気をもろともしない気の抜けた声が店内に響く
？「おっさん！腹減ってんだ。じゃんじゃん食いもんくれー。」
店主「え？...へ、へい！」
店に入ってきた男はこの状況に目も触れず、カウンターの席に座った
そして男は出された食事を片っ端から食べ始める
つばの広い帽子に、赤い珠の首飾り
背中には白ひげ海賊団のマークを模様した刺青
(この男...確か白ひげ海賊団の...)
男「おい、兄ちゃん！いい度胸してんな。てめぇこの状況分かってんのか？」
ｴｰｽ「ﾑｼｬﾑｼｬ、ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ、ﾑｼｬﾑｼｬ...」
完全に無視
エースは食事に夢中のようだ
男「聞いてんのかてめぇ！！」
ｴｰｽ「...」
痺れを切らした男達にエースの動きが止まった
周りに緊張が走る
その時...
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作者名：ゆんゆ | 作成日時：2016年10月3日 20時
