夜兎 ページ11
ﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｵﾝ！！
外から聞こえる爆音で大きく建物が揺れる
３人の船長が暴れているのだ
それぞれのクルー達が船長の後に次いで外へ出る
━━ ━
ｿﾞﾛ「おいおい、いきなりこれかよ。」
ﾌﾞﾙｯｸ「すっごー！目を疑いますね！」
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「あーあ、暴れちゃって船長...」
ﾚｲﾘｰ「ﾌﾊﾊﾊﾊﾊ！なかなか頼もしいじゃないか！！」
ｷﾗｰ「気の早い奴らだ。」
「馬鹿。」
大の負けず嫌いで他人に指図されることを嫌うローの性格をよく知るA
キッドにあんな風に煽られては止めようがないと悟っていた
ｷｯﾄﾞ「これでひとまず人権もくそもねぇだろ。」
会場は海兵達により包囲されていたが、船長達が相当暴れたらしく既に現場は悲惨な状態だった
海兵「海賊は全員オークションハウスから出てきた模様！」
海兵「中将！海賊の中にイェシェン・Aもいます！！」
中将「全砲弾イェシェン・Aを狙え！奴はこの場で懸賞金が最高額だ！確実に仕留めろ！！」
全ての大砲がAに向きを変える
ﾛｰ「ｸｯｿ！A！！」
中将「撃てー！！！」
大量の砲丸が放たれる
ｻﾝｼﾞ「やべぇ！！そっちにはナミさん達も！」
Aの後ろに偶然にも立っていたナミとウソップとチョッパー
ﾅﾐ「え？やだちょっと！こっち撃ってきた！！」
ﾁｮｯﾊﾟｰ、ｳｿｯﾌﾟ「「いーやぁぁぁぁぁぁぁぁあ！」」
ｻﾝｼﾞ「ナミさん！！」
ｿﾞﾛ「ｸｯｿ！」
雨のように降る大砲が次々に爆発し彼らの姿が見えなくなった
ﾙﾌｨ「ナミ！ウソップ！チョッパー！」
中将「馬鹿め！真面に喰らいやがった！！」
............
ﾁｮｯﾊﾟｰ「あ、あれ？無傷だ俺達...」
ｳｿｯﾌﾟ「(気絶)」
ﾅﾐ「なに！？何が起きたの！？」
立ち込めた煙が風で消え去るとそこには番傘を広げたAが1ミリも表情を変えずに立っていた
海兵「う、嘘だろ...」
海兵「あの砲弾全部...たった傘一本で塞いだってのか！？」
「これでもう終わりなの？つまらない。」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ！ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ！ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ！
海兵「「「うわぁぁぁぁあ！！」」」
海兵「なんだあの傘！」
海兵達「「「ギャｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ！！！」」」
海兵「今度は銃口から火が出たー！！」
夜兎の番傘は太陽の光から自身を守る物であると同時に彼らの戦闘道具でもあるのだ
傘地はどんな衝撃にも耐える縦となり、畳むと傘先は銃や放射機にもなる
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作者名：ゆんゆ | 作成日時：2016年10月3日 20時
