灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part3]【ダンボール戦機WARS】 (ページ4)

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ホームルーム前______

暗い気持ちでいつもより遅く、学校に来てしまった。

ユノ「おはよ。」

挨拶をしてくれたのはユノと……

キヨカ「おはよう、A。」

すました表情で言う、キヨカだけだった。

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???「……おはよ、アラタ……ハルキ、ヒカル……皆。」

私よりも遅れてやって来た彼。珍しいが目の下に隈ができている。徹夜でもしていたのだろうか。

アラタ「あれ、サクヤ、顔色悪いな。大丈夫か？」

サクヤ「平気だよ。」

アラタ「昨日は何してたんだ？」

サクヤ「それは秘密。」

彼が秘密にしている事がある……ますます気になるよ？

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皆、冷たいまま、ウォータイムになってしまった。
今日は第6小隊、第1小隊も出る事になっている。

サクヤ「アラタ、君はコントロールポッドで待機しててくれ。」

アラタ「何でだよ!?」

サクヤ「まだ、できあがってないんだ！」

先程、サクヤ君に「アラタのLBXは新しくなる。」という事を教えて貰った。
格段に性能がアップした機体を間近で見られるのはわくわくする。
私達はコントロールポッドルームに向かう。たたたっとリズム良く走りゆく足音に逆に緊張感にかられる。

さあて……バンデットが現れたらどう対処しようか……

私はヒカル君の隣にあるコントロールポッドに乗り込み、愛機のミューゼをセットする。このミューゼはサクヤ君がちょっと改良してくれたらしい。一昨日のウォータイムの際、彼から渡された時にそっと言ってくれた。

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『ちょっとならオーバーロードにも耐えられる作りにはしといたよ。まだ、効果は分からないけど……』

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少しずつ、記憶を取り戻しているが、オーバーロードを使えた時の私を見たのに……発動できない。今回も無念な結果に至るだろう。

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『5. 4. 3. 2. 1……ウォータイム開始』