能面を剥がしたい【BL】

15 ページ18

夏川side




「文化祭の出し物を考えてください」


「メイド喫茶！！！」


「却下」




6月の下旬、梅雨になって蒸し暑さも増している。何が言いたいかっていうと超熱い。

そして学校も6時間目。クラス委員が進行を頑張ってくれている。ふぁ……ねむ。




「こら寝るな夏川。そんなに暇なら案を出せ」


「演劇でいんじゃね？」



さんせーい、とどこかで聞こえた。


じゃあ劇の内容は？
いろんなのあるよねー
ギャグとかネタに突っ走るのよくね？
キャスティングも重要だよな！






「ねぇクラス委員。逆白雪姫は？」






騒がしいクラスに一ノ瀬の声。一瞬でクラスが静まった。

逆白雪姫って？何それ。って顔を皆がしてる。




「どういう話なんだい？」


「継父と義兄２人と白雪王子様の話。
簡単に言えば、キャスティングの性別を変えるってこと」


「ちょっと待て一ノ瀬」




珍しく話し合いに参加して、珍しく神妙な顔をした佐々木。




「つまりそれ、７人の小人はどうなる？」


「全員女子だね」




ハーレムかよ。




「あぁ、いいんじゃないかな」


(いいんだな)


「他の意見はある？なかったら逆白雪姫決定で」




(……まぁ、いんじゃない？)


(キスするシーンあるけど……)


(一ノ瀬くんにキスできるなら本望かな)


(夏川くんもいいよね、佐々木も大穴だし！)


(なんだかんだいって、ラッキーかも)




クラスの女子の声が聞こえるような気がする()

知ってるか？王子様をすんのは1人だけなんだよッ！！(心からの叫び)





「ねぇ、クラス委員」


「ん？」


「王子様、何人にする？」




キャバクラでも作りたいのかお前は。









ーーーーーーーーーー

うぅ……久々の更新………_(:3」z)_


現在試験２つと部活と生徒会選挙と塾に板挟みになってますろぐです。


全て終わるのが10月上旬になると思うので、

それまで更新は不可能かと……申し訳ないです。


またこれからは受験シーズンに突入して(まだ２年生ですが)学業が忙しくなり、

今より更新のペースが落ちると思います(泣


でも絶対！！完結はさせたい！！ので！！

これからも！！どうぞ！！！よろしくお願いします！！！！



ろぐ

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す