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流石に足が痺れてしまい、頭をそっと下ろしても、彼は起きなかった。
本当に疲れているのね…。
辺りはもうすっかり暗くなっていて、それは夕食の時間が近付いている事を示していた。
彼に羽織を掛け、音を立てないようにそっと部屋を出た。
向かうのは食堂。
夕食の準備で忙しなく動く4番隊の人達しかいなかった。
謝りながらサッチを呼んだ。
｢サッチ、夕食前なのにごめんね。｣
｢おう、大丈夫だ。どうした？｣
｢夕食なんだけど、部屋で食べてもいい？まだ起きそうにないくて…。｣
｢ん、分かった。今用意するな？｣
｢忙しいのにごめんねサッチ。｣
｢気にすんな。｣
ニッと笑い、サッチは私の頭をぽんぽんと叩いて厨房へ戻って行った。
しばらくして、二人分の夕食をトレーに載せて持ってきてくれた。
よくお礼を言って受け取り、部屋へと戻る。
行儀が悪いけど、両手が塞がっては仕方がない。
足で扉を開こうとしたら、その前に扉が開いた。
｢目が覚めたらお嬢がいないから、探しに行こうと思ってたんだ。…夕食、取りに行ってくれてたんだな。ありがとう。｣
｢ううん。あ、持ってくれてありがとう。｣
私の手からトレーを取り、二つとも持ってくれた。
ほんの少し早いけど、夕食にしようと席に着く。
一緒にいただきますをして、食べ始めた。
食事中も特に会話が多い訳ではないけど、イゾウと食べるご飯は、いつもよりも美味しく感じる。
マルコや隊員達と食べるのも好きだけど、好きな人と食べるご飯が一番なのは、私だけかな。
不意にイゾウが喉を鳴らして笑った。
何事かと彼を見れば、頬に手が伸びてきた。
｢お嬢、ご飯粒が付いてるぞ。｣
くつくつと笑い、それをさも当然のように自分の口へと運んだイゾウ。
恥ずかしいやら照れくさいやら、色んな感情か湧き上がって、結局何も言えなかった。
｢ははっ、顔が真っ赤だな。｣
｢っ、もう！揶揄わないでよ！｣
｢お嬢は可愛いなァ。｣
"可愛い"に反応して、今度は耳まで熱くなる。
そんな私を見てイゾウはまた笑う。
その表情が蜂蜜みたいに甘くて、ああ、愛されてるなぁ…と感じさせてくれた。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 一緒にイゾウ沼にずぶずぶになりましょう！！！(助ける気なし) (2020年11月27日 21時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - イゾウ様がとにかく最高すぎてムフムフニヤニヤデレデレが止まらないです(もはや変態。助けて下され。) (2020年11月26日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» ワンピはイケオジたくさんいますよね！んーー、ちょっと構想練ってみましたけど、思いつきません笑短編集でなら書けそう...？ (2020年11月15日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - レイリーさん、やっぱり最高すぎる笑笑なにあの、紳士！いけおじ！紳士の塊！ほんと最高かって。ルイさん、レイさんオチの小説書いてくれません笑？それか同じイケオジなら、ベンさんでもいいかもっ！どちらも小説ないですから汗 (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！双子はお互い恋愛は自由だと思いつつ、目に付いてしまうとお互いに嫉妬心出ます笑 (2020年11月8日 21時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月30日 20時
