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やはり海軍に狙われる事は明らかに増えていた。
それでも私はマルコと一緒に前線に立つし、何度も軍艦を沈めた。
最初こそ執拗に狙われる事に申し訳なさを感じていたけれど、そんな感情を吹き飛ばし、返り討ちにしてくれる家族達のおかげで、気にする事もなくなった。
海軍の相手をしながら、ナワバリを荒らす海賊を蹴散らし、シマを広げていく。
大切な物を守る為に鍛錬を重ね、仕事をしながら偵察や遠征、16部隊分の書類を纏めるマルコの手伝い...やる事は尽きないし、暇な日なんてなかった。
でも何も苦じゃない。
みんながいる。それだけで毎日が楽しいのだ。
忙しい日々の中でも休みにはイゾウとの時間を過ごし、合間を見つけては二人の時間を作ったりと、順調に愛を育んでいて、本当に幸せだ。
そして今日は、あまりないお休みの日。
しかも彼と休みが被った。そんな事、滅多にない。
お互い朝が弱いから、前日からイゾウの部屋にお泊まりに来ていた。
先に起きたのは私。
隣にはまだ寝息を立てるイゾウがいる。
うつ伏せになり、頬杖をついて彼の顔を眺めた。
窓からは陽が差し込み、少し眩しい。
彼の絹のような黒髪が陽光を反射して輝き、艶めいていた。
海風に当たり少し傷んではいても、きちんと手入れされているのがよく分かる。
手を差し込めば、指通りがよく、さらさらと零れていく。
自分の髪を触れば、ふわふわとした手触り。
マルコと同じ、金色の柔らかいウェーブがかった髪は大好きだけど、一度でいいからこんな綺麗な髪になってみたい。
なんて、無い物ねだりだろうか。
そんな事を考えながら、彼の髪を手櫛で梳き、撫で続ける。
普段なら頭を撫でるのはイゾウの方だけど、今日は逆だ。
彼の方が背も高いから、そもそも撫でる機会もこういう時じゃなければないのだけれど。
｢ん...。｣
不意に彼が身じろいだ。
それでも、撫でる手は止めなかった。
薄らと目が開かれ、何度かゆっくりと瞬きをした後、私を視界に捉えると、彼の目は甘く細められた。
｢おはよう、マリー。｣
｢おはよう。起こしちゃった？｣
｢ああ...。いつもならおれの役目だが、お嬢に撫でられるのも、たまにはいいもんだな。｣
気持ち良さそうに目を閉じたイゾウに、目覚めのキス。
唇が触れ合いそうな程至近距離のまま目を開けば、そのまま後頭部を引き寄せられ、また唇が重なった。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 一緒にイゾウ沼にずぶずぶになりましょう！！！(助ける気なし) (2020年11月27日 21時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - イゾウ様がとにかく最高すぎてムフムフニヤニヤデレデレが止まらないです(もはや変態。助けて下され。) (2020年11月26日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» ワンピはイケオジたくさんいますよね！んーー、ちょっと構想練ってみましたけど、思いつきません笑短編集でなら書けそう...？ (2020年11月15日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - レイリーさん、やっぱり最高すぎる笑笑なにあの、紳士！いけおじ！紳士の塊！ほんと最高かって。ルイさん、レイさんオチの小説書いてくれません笑？それか同じイケオジなら、ベンさんでもいいかもっ！どちらも小説ないですから汗 (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！双子はお互い恋愛は自由だと思いつつ、目に付いてしまうとお互いに嫉妬心出ます笑 (2020年11月8日 21時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月30日 20時
