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全く…お嬢も面倒な兄貴を持ったもんだ。
お互いがそれを許容していて、お互い好きでやってるんだからどうしようもないんだが。
さて、これからどうやって攻めていこうか。
お嬢を狙う奴が多すぎるし、基本的にマルコと彼女はセットだ。常に一緒にいると言っても過言じゃない。
その上部屋まで一緒ときた。
そもそも二人きりになる事自体難しいのだ。
なんて考えていたが、チャンスはいきなりやってきた。
今日はマルコが1人で次の島の偵察に行っていて、帰って来ない予定だ。
仕事も終わり、ちょうど1人でいる所に声を掛ける。
｢お嬢、ちょっといいか？｣
｢あっ、イゾウ。大丈夫よ。どうしたの？｣
｢今日はマルコがいないからな。酒に付き合ってくれ。｣
｢もちろん、喜んで。｣
綺麗に微笑んで隣を歩く彼女。
なんかいいな、なんて思うおれは相当だ。
今日は月が綺麗で温かいから、月見酒に誘った。
見事な満月で、外も明るい。
人気のない甲板で水面に映る月を見ながら乾杯した。
｢こういうのもいいわね。でも、私で良かったの？｣
｢お嬢が良いから誘ったんだ。でなけりゃ誘ってねェよ。｣
｢それもそうね。ありがとう、誘ってくれて。｣
月を眺める彼女は何だか輝いて見える。何だか…
｢月に帰ってしまいそうだな。｣
無意識に口に出していた言葉に、お嬢も驚いていたが、おれ自身も驚いた。
口に出すつもりもなかったのに。
彼女は目を見開いた後、笑いだした。
｢ふふっ、おかしいわ！｣
｢そんなに変な事言ったか？｣
｢ううん、違うの。私もイゾウが月に帰っちゃう気がしたから、同じ事思ってたのが面白くて。ふふっ、気が合うわね。｣
｢そうだな。｣
ひとしきり笑った後、静寂が訪れた。夜の静けさに包まれ、何だか寂しい気もする。
でもお嬢といれば、沈黙さえも心地良い。
だが黙ったままではいられない。
沈黙を破り、言葉を紡ぐ。
｢なあ、お嬢。おれ達は海賊だ。明日が来るかの保証もない。だから、こんな事言うのはおかしいかもしれねェが…聞いてくれるか？｣
｢ええ。｣
酒を置いて向き直ってくれたお嬢を見つめ、口を開いた。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 一緒にイゾウ沼にずぶずぶになりましょう！！！(助ける気なし) (2020年11月27日 21時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - イゾウ様がとにかく最高すぎてムフムフニヤニヤデレデレが止まらないです(もはや変態。助けて下され。) (2020年11月26日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» ワンピはイケオジたくさんいますよね！んーー、ちょっと構想練ってみましたけど、思いつきません笑短編集でなら書けそう...？ (2020年11月15日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - レイリーさん、やっぱり最高すぎる笑笑なにあの、紳士！いけおじ！紳士の塊！ほんと最高かって。ルイさん、レイさんオチの小説書いてくれません笑？それか同じイケオジなら、ベンさんでもいいかもっ！どちらも小説ないですから汗 (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！双子はお互い恋愛は自由だと思いつつ、目に付いてしまうとお互いに嫉妬心出ます笑 (2020年11月8日 21時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月30日 20時
