工藤さんは非日常好きな女子！２

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シャウ｢てことはバグラ軍の兵士だったってことか！？｣

ﾀｸﾃｨ｢一兵士と言うよりは、天才的な戦士だった…だがソイツを信じれば痛い目に遭う。ソイツの得意とするのは“仲間になったと思わせておいて裏切ること”だ。｣

『ドルルモンはそんなことしないよ！だって優しいもん！！』

ﾀｸﾃｨ｢嘘ではない。ドルルモンはかつて、パーフェクトな私の作戦を敵に漏らして逃がし、己自身も逃げ出した裏切り者だ。言わば誇り高きバグラ軍の面汚し…。｣

『それは前の話でしょ！？私はドルルモンを信じる！！』

ﾀｸﾃｨ｢ならば共に消えるがいい…！｣



タクティモンは手を上に向けると空から黒い刀が現れ、手にした瞬間地面に振り下ろした。
振り下ろした所から地面が真っ二つに割れていた。

なんてパワーなの！？風圧も凄かったし！！
ドルルモン以外は反対側にいるようだ。
今アイツは私とドルルモンを狙っている。



『シャウトモン！アカリちゃん達を連れて逃げて！！』

シャウ｢この俺がAを残して逃げるわけねぇだろ！？｣

『このままじゃ全滅しちゃうから！！お願い、逃げて！！』

シャウ｢っ…わかったよ！｣



シャウトモンはしぶしぶ言うことを聞き、
アカリちゃん達を連れて逃げてくれた。
私とドルルモンは現状、砂に埋まって動けない状態だ。
タクティモンにクロスローダーを取られてしまった。



ﾀｸﾃｨ｢これが無ければ、お前などただのガキだ。バグラ軍の掟に則り、貴様には最も惨たらしい死を与えてやる。｣

『やめて！ドルルモンを踏み躙らないで！！』

ﾀｸﾃｨ｢黙れ小娘が！！！｣



突然の大声に吃驚して体が強ばる。
私とドルルモンはそのまま捕まり、
小さい箱型の檻に閉じ込められた。

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