吉野順平ガチ勢が原作をぶっ壊す話2

今はまだダメだしダメだからダメなんだって！！ ページ22

『……えっと、、順平どっち使う？』

｢じゃ、じゃあ……右側…｣

『おっけー』


食事が終わり帰ってきた部屋、それぞれが多方同じようなことを聞かれたのだろう

順平も少し疲れたような顔をしてふたつ並べられたベッドのうち

右側のベッドへと腰掛けた


『それにしても…結構歩いたから疲れたね〜…』

｢確かに…、でも楽しかったな｣

『ふふ、それは良かった。あっ、そうだ、明日の新幹線11時半くらいに取ったけど大丈夫？』

｢取ってくれたの！？なんか何から何まで申し訳ないな…｣

『いいのいいの、順平に会えただけで嬉しいんだから』


あぁ、好きだな

ふとした時に脳裏に浮かぶその言葉

しかもボクらは両思いときた、幸せなことこの上ない

だが同時に、いつ自分が順平に対する好意が爆発するか分かったものでは無い


『さてと、時間も時間だし寝よっか。明日からはまた訓練だろうし』

｢そうだね、じゃあおやすみ｣

『うん、おやすみ』


軽くそういった後、そっと枕元の証明を消した

うっすらと淡いオレンジ色にひかる部屋の証明を除き

一切の光が部屋から無くなったあと、眠るために目を閉じる

ボクは比較的眠りに入るまでは早いタイプだ、だからきっと

きっと今日も……




『……………』




うわぁああああああ清々しいほど寝れねぇえええ！！！

何このむず痒い感じ！！これが男でいうムラムラするって言うアレなのか？！

そうなのか？！？！(落ち着け)

前世が女だった分そういう男特有の物は一切触れてこなかったし

なんか自然とそういう感じになってたけど実際付き合った場合どうすんのこれ？！

でも順平くんのあの感じは明らかに｢される側｣の顔だよな？！な？！(うるさい)


｢……A、寝た…かな…？｣

『んぶ@xるh%#ｯｯ？！？！？！』

｢ごめん、なんて？｣

『ななななななんでもない！なんでもないよ！！うん！！』

｢そ、そっか……やっぱり、寝れない？｣


順平の少し戸惑ったようなその声に、ボクもまたどもりながら｢うん｣とだけ返す

彼ももしかして、意識してしまっているのだろうか

仮にそうだとして、ボクは彼に何がすることをゆるされるのだろうか

いや許されないだろ絶対！付き合ってないのになんかしちゃダメでしょ！

純粋な順平くんを穢すなよボク！！


｢あ、あの…さ｣

『は、はいっ、なんでございましょう』

｢いや……えっと、お風呂でのこと…なんだけど｣


あぁ、どうしよう

この1夜、ボクはどう耐えぬこう

夜ノ暗闇八全弖ヲ隠図→←なんで食事中に取り調べ受けてるのボクら！！

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