突然で必然 ページ16
『あれ?順平くんは?』
1日休んだあと、僕らは普通に学校へと通っていた
あれだけ殴ったんだからさすがに手は出してこないだろうという考えがあったからだ
だが数日たった今日の放課後、部室に行っても彼の姿が見つからない
すると部員である彼らは少し気まづそうにして、ボソリと言葉を吐く
「吉野、さっき彼奴らに呼び出されてたんだ…でも、俺ら何も出来なくて…」
「ホントに悪い…柊、でも、俺らが言ったところであいつらが相手じゃ…それに…今回は翼が仕切ってるんだ…」
翼、それはあの別に可愛くもないクソ女の名前だ
原作では自分の胸をみたとかっていうイチャモンをつけて順平くんを傷つけた
先日、寝てしまった彼の隠れた額を見たことがあるが、その時点で傷はまだなかった
これからそれが付けられるであろうことは予想出来た……できたのに…
『2人ともありがと、それと…悪いと思ってるなら1つお願いしていい?』
「お、俺たちにできることなら!」
「何そればいい?何それば吉野を助けられる……!?」
『簡単な事だよ…ただ……』
※
※
※
順平side
「絶対見てたもん、ちゃんと締めてよねぇ〜」
「だから…みて、な………ッぐ……ッッ」
「うるせぇな、さっさと認めろよ」
あぁ、クソみたいだ
人を貶めて自分の立ち位置を確かめる女
自分の欲求を満たすためにそれを利用する男
全部、全部クソだ
「てかさ、なんだっけ…柊っつったか?あいつムカつくよな」
ふと、彼の名前が出て拳が止む
痛む体を少し起こしていれば、思わず息が止まるような言葉が聞こえる
「あっ、いいこと思いついた。此奴ダシにして呼んだら来るんじゃね?彼奴吉野の事大好きなんだろ?w」
「ちょっと〜、アタシの事無視しないでよ!」
「あ〜……お前もう飽きたわ、顔だけならあいつの方が可愛いしな」
そう言って翼さんを突き飛ばすと、其奴は僕を蹴ってスマートフォンを奪い取った
まずいまずいまずい、彼が1人で戦うなら余裕で勝てるだろう
でも、僕という枷がある状態の彼が、此奴らに何をされるかわかったものじゃない
けれど虚しくも携帯は彼へと繋がれ、ワンコールも待たずして電話には彼が出た
『もしもし!順平くんだいじょ「は〜い、愛しの順平くんはここにいますよ〜」
「それちゃんと写ってるか?まぁ状況は分かるよなw」
ビデオ通話にして僕を撮したその先で、彼が息を飲むのが聞こえる
ごめん、僕は君に迷惑しかかけれないみたいだ
腐ったミカンのバーゲンセールってこのこと→←それは吉か、それとも凶か
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紅丸(プロフ) - つなまよT2(旧ちょこばなな)さん» ひぇ、マジで来ていらっしゃるこんな駄作読みに来てくれてありがとぅぅぅ (2021年7月27日 23時) (レス) id: e4c9b10277 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよT2(旧ちょこばなな)(プロフ) - ななちゃん好き!!!!こ○はだよ!! (2021年7月24日 21時) (レス) id: b8726aa5c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - 好きです…←← (2021年5月5日 1時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)
おしゃけ - このような神作を作って下さってありがとうございます。愛してm(((すみません、きもかったす。 (2021年3月9日 22時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - フーパさん» ガチ勢だからこそ出来る至難の業ですね……() (2021年3月2日 4時) (レス) id: c6adbfb1eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年2月26日 20時