・ ページ48
いつの間にか最終日、もうあと2曲で終わろうとしていた
メンバーに気持ちを打ち明けてから気持ちに余裕が少しだけできて
パフォーマンスにも力を入れることができた
全力で、ライブを楽しめている自分が嬉しかった。
苦手だったライブをここまで楽しめる日が来るなんて
あの時の私は思っていただろうか
あの頃の暗闇の中を一人彷徨っていた自分が嘘みたいだった
ジ「それじゃまたっ」
『またすぐ会いにくるからね〜』
最後の1曲が終わり、挨拶をしてバッグに入る
アンコールのためにいつもツアーTシャツに着替えていると
アンコールではなく「SixTONES」コールが聞こえた
慎「ねぇ、これ」
ジ「すげぇな」
高「さすがteamSixTONES」
樹「ははっ、最高だな」
京「綺麗だね」
北「A、おいで」
北斗に呼ばれ会場全体の映像が映るモニターの前に行くと
『…』
言葉もできないくらい綺麗な
紫のペンライトで埋め尽くされた会場
一人も欠けることなく光っているその紫の光
北「お前が思ってる以上にファンはお前のこと認めてんだよ」
その言葉がとどめをさすように涙が溢れた
アンコール曲のイントロが流れて、ステージに7人で走り出した
1155人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:haku | 作成日時:2020年8月2日 17時