「私、笑えませんから」【SixTONES】 (ページ15)

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今日は新曲のレコーディングが一日通しである。
レコーディングスタジオについて入り口にはまたカメラが一台待っていた。

「おはようございます、今日もよろしくお願いします」

レコーディングが終わった後に最後のインタビューをしたいから
時間を作ってほしいと頼まれてそのまま承諾した

「まだみなさんきてないですよね？」

『私はちょっと早めに入って声出ししてからレコーディングするんですよ』

私はいつも早めに現場に来て空いてる部屋を借りて声出ししてからレコーディングする
だから今日もみんなより1時間前に現場に来た

今回の曲もいい意味でSixSTONESらしくなくて、個性的な曲。

声出しが終わって楽屋に向かう。

『おはよう～』

そういうと各々がおはようと返してくれる

北「体調、大丈夫か」

『今日は平気』

いつものように定位置の北斗の隣に座って
今日は膝の上じゃなくて肩を借りた

京「Aボイトレするなら言ってってLINEしたじゃん」

『あ、ごめん。だってきょも早くこないじゃん』

京「まあそうなんだけどさ～」

ちょっと残念そうな顔してまた携帯をいじりはじめる大我

「レコーディングスタジオの方に移動お願いします～」

スタッフさんの声とともにメンバーそれぞれがうごきだして
私と北斗は一番最後に出た

「じゃあ、Aちゃんから録っちゃおうか」

『はい、え、もしかして今日みんな見てるの？』

ジ「もちろん」

『いっつもいないじゃん、邪魔しないでよ』

樹「お嬢の邪魔しないように俺がちゃんと見張ってるから」

みんながいるってことは歌ってる声も全部みんなに聞こえるってこと
ちょっと緊張するけどそのほうが、気合が入るからまあいいか。

マイクの前に立ってヘッドフォンをつけて
歌詞見ながら音に乗せて声を出す
録りながらメモをして歌いやすいように書き出していく

慎「お嬢はやっぱり飲み込み早いね」

北「さすがだな」

高「こういうとこは尊敬するわ」

『こういうとこってなんだよ、限定するな』