・ ページ13
ど真ん中で寝転んでいた体を起こして
そのまま近くにあったスポーツドリンクをがぶ飲みする
「LIVE前はいつもこんな感じなんですか?」
『そうですね、セトリが出たら全部の曲通しで練習します、ちゃんと体力的についていけるか間違えてる動きはないか全部確認します、私苦手なんですよライブって大勢の人に見られて視線が集中してる感じが苦手で、だからそのプレッシャーでパフォーマンスが劣らないように念入りにチェックするんです』
「Aさんといえば笑わないアイドルと言われていますけどご本人的にはどういう心境ですか?」
『あー、初めはぶっちゃけ嫌でしたよそりゃ。けど今は別に、事実ですし。メディアの前笑顔見せてたのは入所してすぐぐらいじゃないですかね、私笑えませんから』
絶対聞かれると思ってた質問がきて
これだからこそ密着はすごく苦手、嫌いになってしまう。
「AさんにとってSixTONESってなんですか?」
『居場所です。たった唯一の私の居場所。守ってくれる六人のお兄ちゃんがいて、素敵な音楽があって。自分を最大限に表現できる最高の場所です最高の仲間です。』
私にとっての居場所。
ずっと探してた私の居場所。
『じゃ、そろそろ帰りますね。明日もよろしくお願いします』
「お疲れ様でした」
そう言ってまたマスクとメガネと帽子をつけてスタジオを出た
1155人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:haku | 作成日時:2020年8月2日 17時