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「じゃ、打ち合わせは今日はこんなところでオッケーです」
S「お疲れ様でした〜〜」
またカメラが私を追う
「このまま帰られるんですか?」
『いや、私このまま自主練してから帰ります』
ツアーが近くなるといつもレッスン部屋に引きこもって
パフォーマンスする曲を一から全部練習する
ベースになるセトリ一覧はもうもらったから
体力づくりのためにもすぐにプレイリストを作って練習する
北「A、自主練っすか」
「そうみたいです」
北「あいつ、入った頃から女だからっていろんなひどい言葉浴びせられてきてて誰よりも努力家なんですよ」
「努力家」
北「あいつほどパフォーマンスに真っ直ぐなやつ俺は見たことないです」
発生練習して自分のパートを歌いながら
鏡で自分の動くが納得のいく形になるまで何度もやり直す
北「A〜」
『な〜に』
北「やりすぎて体壊すなよ〜」
『わかってる〜』
カメラマンさんに一礼してお疲れ様ですってスタジオを出て行った北斗
もうすこしやろうもうすこしって思ったら、もう夜の7時になってた
そろそろやめようと思って倒れるようにスタジオの真ん中に倒れる
「大丈夫ですか」
『こうやってやらないと、女っていうハンデを消せないんですよ、女だからって舐められたくないんです』
いつか北斗が言ってた言葉を思い出した
【Aは誰よりも自分の性別を気にしすぎ】
確かにそうかもしれない
誰よりも私は女であることを気にしてるのかもしれない
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作者名:haku | 作成日時:2020年8月2日 17時