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ライブの打ち合わせに事務所に移動
バスの中までついてくるカメラ

今日のバスの隣は慎太郎。



『慎ちゃん』

慎「ん?」

『手』

慎「はい」



そう言って慎太郎が差し出した手を握る



慎「困っちゃいますねー、これだから末っ子は」

『うるさい』

「いつもこうなされるんですか?」

慎「移動バスの横に座ったメンバーと必ず手握るんですよ」

「可愛らしい一面もあるんですね」

慎「普段は笑わなくて無愛想ですけど、六人のお兄ちゃんたちに囲まれるとしっかり末っ子なんすよ」




慎太郎の手は落ち着くなんかすごく守られてる気がする
あったかくておっきくて握れば握り返してくれる


『慎ちゃんのてはあったかくておっきいからすき』

慎「かわいいなあ!全く!」



なんだかんだしてるうちに事務所にすぐについた
挨拶をして打ち合わせの部屋に入る

隣にはジェスと北斗
取材のカメラは一歩下がって後ろから撮ってる



「はい、ということで、東京ドームの3daysについてなんだけど、セトリは三日とも全部違う形で、後ソロコーナーの演出とか衣装とか順番を決めてもらいたいんだけど」

樹「まる三公演覚えるんすか?」

「そうだね、やっぱ同じところでやると毎日来てくれるお客さんもいるからきっと」

『DVDはどうなるんですか?』

「ラスト日の分が収録される予定」



3公演分まるまる覚えるなんてちゃんとできるかな。
不安しか生まれなかった。

そっとテーブルの下で手を握ってくれたジェシー



ジ「大丈夫」



ジェシーの言葉はいつでもストレートに私に刺さる
なんの迷いもなくしっかりと伝わってくるその言葉はいつも私を安心させた

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作者名:haku | 作成日時:2020年8月2日 17時

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