守る人、守られる人 ページ36
(you視点)
きょーさんは察したように、笑った。
ぎゅっと抱きしめられて、暖かい光が体を包んだ。
強い抱擁。魔法のせいもあるかも。
ありがとう、の意味を込めておでこを彼の胸元に埋める。
私は、きょーさんの腕から抜け出して、力を使って走り出す。
この魔法をやめない限り、私はまだ戦える。
らっだぁを助けて、絶対にみんなで生き残るんだ。
一気に階段を駆け上がる。
gt「кjuйфв！！」
背後でぐちつぼさんが私を呼ぶ声がした。
ﾄﾞﾝｯ
「っ、はぁ」
扉を開ければ、膝を付くらっだぁさんの姿。
ナイフが飛んで行くのが見えた。
咄嗟に、らっだぁさんを横に押し倒す。
あぶな、危機一髪……それどころじゃないや、身体能力をあげただけだから、近づかなきゃ戦えない。
rd「кjuйфв…………！」
大丈夫、大丈夫だから。
ナイフを避けて、一気に近付く。
２、３本が体を掠めて、痛いけど走ることはやめない。
ダリアンテの懐に潜って、下から一気に殴った。
dr「っ、！！！」
よろめきながら投げ飛ばされるナイフが、足に突き刺さる。
痛い、痛すぎて一瞬動きが止まった。
だけどいける、もう目の前にそいつが居るから、このまま抑えつければ……っ
らっだぁさんの声と、走ってくる音がする。
gt「кjuйфв！」
rd「…nюКДВecaiюпr、Бsщv！」
gt「…………нЮlwщ」
ぐちつぼさんの、声。
それと同時に、ダリアンテと私の間に青い化け物が現れた。
なんで、らっだぁさん動けないんじゃ、
「……！」
その場に倒れるらっだぁさん。
無理して魔法を放ったからだ、彼を抱えて逃げなきゃ。
そう思ったのに、誰かに体を引き寄せられた。
持ち上げられた。ぐちつぼさんが私のこと抱えてる。
間髪入れずにドアの方へ走るぐちつぼさん。
「ぁ、あっ、らっだぁさ……ｯ！！」
待って、だめ、らっだぁさん置いていく気！？
嫌だ！1人でも犠牲にはしたくない！！私まだ戦える！！！
邪魔しないで……！
神「聞き方を変えるね？ 君が誰かを助けようとした時、誰かに邪魔されなかった？」
神「“
あ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りりべら(プロフ) - 金蛇さん» コメント気が付けなくてごめんなさい！そのシーンのイメージはアナ雪です！！良く分かりましたね！ (2023年2月7日 9時) (
レス) id: 7e26133d7f (このIDを非表示/違反報告)
金蛇 - 氷の城のシーンでアナ雪を思い出した…すき… (2022年10月27日 15時) (レス) @page42 id: 0468f043bb (このIDを非表示/違反報告)
りりべら(プロフ) - えるがみさん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2022年9月20日 6時) (レス) id: 981ea3431f (このIDを非表示/違反報告)
えるがみ(プロフ) - めっちゃ面白いです！大好きです！あああ続きが楽しみです投稿頑張ってください！ (2022年9月20日 3時) (レス) @page50 id: 024bcefcb8 (このIDを非表示/違反報告)
りりべら(プロフ) - ゆず酒ソーダさん» めっちゃ面白がって読んでくれて嬉しすぎて呼吸ができませn((( いっぱい書きます頑張ります！！ (2022年9月13日 19時) (レス) id: 981ea3431f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りりべら | 作成日時：2022年8月16日 22時
