推しの推し【青】

Story 1 ページ2

Aside





『…ふわぁぁ……眠。ころんよく眠くないねぇ…』


壮大な欠伸をかまし、隣を歩いている幼馴染に声を掛ける




「そんな眠い？…昨日の夜何してたん」



『推しの配信見てた。』



ただいま幼馴染と登校中。



「またぁ？w」


『…いやだって！ころん君がかっこよすぎんだよ！！なんであの声から歌声ああなるの？！いやもうギャップ萌すぎだろ…かわいい……』


オタク特有の早口で語る。



「…ｯｯ……ころんねぇ……」


『呼び捨てすんな！？ころん君です！ころんくんー！！』


「僕と同じ名前じゃん。君付けしずらい…」


私には推しが居る。



名前はころん。


………そして幼馴染の名前もころん


幼馴染はやたら声も似てるし。



ライブ行った事ないから顔は分かんないけど…



『じゃぁころん様。』

「そっちの方がやだわw」



『えぇ？w』



「てか急がないと遅れるよ〜？」


あと10分後には着いてないと遅刻か


結構やばいな。



『はぁーい…』



眠そうに返事をしてから





私は早歩きで学校に向かい出した。

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