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「だーめ。もうちょっと我慢出来る？」
わたしの懇願はあっさりと却下された。
「そ、それ、ゆび、ね、あの‥待っ、て」
「駄目だって。俺散々待ってたもん。まだ俺の番」
嶺亜くんはずっと楽しげで。
それを見ていたら止めようとしても何故だか涙が出てきてしまう。
自分の意思とは関係なくぽろぽろ出続ける涙を拭う余裕もないまま。シーツを握りしめた。
「ね、おなか、ぎゅっ、って、しない、で」
「なんもしてないよ。撫でてるだけ」
「や、なん、か‥それ、なでるの、だめ‥おく、ぎゅって、なる‥」
「A、そんなぐずぐずになっちゃうんだ。
可愛いけどさ。あんま泣かれると可哀想になるから。
お願いだから泣かないでよ。
俺の大事な可愛いAちゃん」
そう言いながらも奥を探る指は止めてもらえなくて。
わたしは逃げ場を失って、ただ金魚のようにぱくぱくと呼吸することしか出来なくなった。
「ね、A。
指と舌どっちが好き？
両方？」
頷くことも首を振ることも出来ないまま、ただ恥ずかしさと快感に震えているわたしを、頭上から見下ろす瞳。
最初から答えなんて望んでないみたいにゆっくりとまばたきをする様子を見ていたら、ますますわたしは何も考えられなくなった。
「れあくん‥‥ね、まって‥なん、か、へん‥」
「大丈夫。ちゃんとそばにいるから。
一回イッていいよ。
大丈夫だって。手繋いでてあげる」
優しい声が、羞恥心を余計に煽った。
ぎゅっと繋ぐ手も、舌も指も熱くて。
宇宙船にしがみついて飛んでゆく1秒の夢のあと、
つないだ手にしがみつくようにして、わたしは初めての感覚を知った。
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りぷる(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます♡楽しみにしていただいてるとのお言葉、とても嬉しく舞い上がっています（照）拙いお話ですがまた読んでいただけると嬉しいです！ (6月28日 2時) (
レス) id: fcab587f4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - いつもお話楽しく拝見させていただいてます。毎回の更新が日々の楽しみです！これからも主様の素敵なお話読むことが出来ることを楽しみにしています(*^^*) (6月28日 0時) (レス) @page4 id: 90b9db811a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぷる | 作成日時：2023年6月21日 20時
