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見せつけるように自分の指に舌を這わせたまま、嶺亜くんはわたしを意味あり気に見た。
「そ、それ、何‥？」
「ん？準備運動。笑」
「な、なんの‥？」
泣きそうなのを堪えながら聞いたわたしの質問に嶺亜くんは答えてくれないまま
「A、なんでそんなかわいいの？」
と目を細めて笑った。
『慈愛』と『嗜虐』
嶺亜くんを見ていると、正反対のはずのその言葉が何故か同時に頭に浮かぶ。
「かわいい、A」
「すき」
「好きだよ」
耳元で繰り返し囁かれる甘い言葉。
優しく触れられる感触。
肩から二の腕、手の甲まで唇が這った後に指先に一本ずつキスをされて、その感覚に泣きそうになる。
「A手弱い？わかりやすい。笑」
「れ、嶺亜くん‥それ、なんか、だめ‥」
「なんで？」
「気持ちよくてどうしたらいいか、わかんなくなる‥」
「そんなこと言われたら、もっと触りたくなるに決まってるじゃん。笑」
嶺亜くんは楽しげに言ったあとに、もう一度唇を落とした。
「んっ‥っ、れ、ぃ‥あ‥くん‥」
「A、声我慢しないで。もっと聞かせて。
もっと聞きたい。
ずっと聞きたかった。Aのその声」
わたしの反応を確かめるようにしながら、ゆっくりゆっくりと、全身に唇が触れていった。
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りぷる(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます♡楽しみにしていただいてるとのお言葉、とても嬉しく舞い上がっています（照）拙いお話ですがまた読んでいただけると嬉しいです！ (6月28日 2時) (
レス) id: fcab587f4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - いつもお話楽しく拝見させていただいてます。毎回の更新が日々の楽しみです！これからも主様の素敵なお話読むことが出来ることを楽しみにしています(*^^*) (6月28日 0時) (レス) @page4 id: 90b9db811a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぷる | 作成日時：2023年6月21日 20時
