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どこかいつもと違うような嶺亜くんが気にかかりながら手を伸ばすと、嶺亜くんはわたしの手を掴んで、ニヤリ、と片頬だけを上げて笑った。
‥！
からっただけ？！また‥！
嶺亜くんはわたしが頬を膨らませた様子にまたちょっと笑って、その頬を片手で潰すように掴んだ。
むぎゅ、と音がするように頬が引っ込んでその代わりに唇が突き出てくる様子を
「タコみたい。笑」
とからかって
「かわいいから写真撮っていい？笑」
と、反対の手でスマホを持った。
「だ‥」
駄目、と言いかけて、そこまでしか言わせてもらえなかった。
嶺亜くんの唇が重なってわたしの唇を塞いだから。
一瞬唇が離れたと思ったらまた触れて、そこから長いキスが始まった。
いつもの軽く触れるだけのキスじゃなく、初めての深い、長いキス。
わたしの舌に絡みつく温かいものの正体をわかっている筈でも、その気持ちよさに頭がぼんやりしてしまって
ただそれを受け止めるだけで精一杯だった。
ようやく唇が離れた頃には、わたしはもう潤んだ瞳も弛緩してゆく身体も隠す余裕なんてなかった。
「だからさ。お前隙ありすぎなんだって」
そう言って、見せつけるように自分の唇の端を舐めるのは、きっとポーズなんだと思う。
そんな姿も絵になるのを自覚していて、敢えてしてる。
わかっていても見惚れてしまう。
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りぷる(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます♡楽しみにしていただいてるとのお言葉、とても嬉しく舞い上がっています（照）拙いお話ですがまた読んでいただけると嬉しいです！ (6月28日 2時) (
レス) id: fcab587f4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - いつもお話楽しく拝見させていただいてます。毎回の更新が日々の楽しみです！これからも主様の素敵なお話読むことが出来ることを楽しみにしています(*^^*) (6月28日 0時) (レス) @page4 id: 90b9db811a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぷる | 作成日時：2023年6月21日 20時
