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毎日が穏やかに、にぎやかに過ぎていった。
嶺亜くんは飲みに行かなくなって、家でゲームしたりしてのんびりと過ごすようになった。
「こんな健康的な生活、久しぶり。
よく寝てよく食べて‥太りそう。笑。
太ったらAのせい、ね」
「えっ？わたしのせい？！」
「冗談だって。すぐ間に受ける。笑」
嶺亜くんはそう言ってわたしの頭を撫でた。
「Aのおかげ、って意味」
「えっ？おかげ、って？何が？」
「‥お前、ホントかわいいね」
嶺亜くんはまたわたしの頭を撫でた後に、ちょっとため息をついた。
「Aがあんまりかわいすぎて‥えろいことしたくないな」
「えっと‥それは喜んでいいのかな‥」
「喜べよ。せっかくかわいいって言ってやってるんだから」
「‥‥」
「何？不満？」
「えっ、えっと。あの夜はなんだったのかなと思って」
「あの夜？」
「あの‥初めてこのマンションに来たときの‥」
「あー。あれね。あの時、そのでっかい胸に顔埋めてみたかった」
「‥‥！」
「何？」
「‥嶺亜くんでもそういうこと言うんだ、と思って」
「言うでしょ。むしろ言うよ。
‥何引いてんだよ」
そう言ってぷい、と顔を背けた嶺亜くんは、すぐにくるりとわたしに向き直してから悪戯っぽく笑った。
「でも、まぁ、ちゅーはしてやるよ」
「してやるって‥上から‥」
「何？不満？」
戸惑っているわたしをじっと見つめる目に、抗えるわけもなくて。
わたしはあっさりと降参して、ただ頬を染めることしか出来なかった。
最近は毎日一緒に過ごして、顔を合わせるのにも慣れているはずなのに
それでもいつも見惚れてしまう、綺麗な瞳。
その視線の先がわたしの唇に向いているような気がして、恥ずかしくなって目を伏せた。
「A、かわいい唇してる」
「えっ」
「タラコみたい。笑」
「ひど‥！」
わたしの膨らませた頬をからかうようにつついた嶺亜くんの指が、そのまま移動して、下唇の輪郭を撫でるように触れた。
まるで感触を楽しむように触れるその指に抗えないまま、嶺亜くんを見つめた。
自分でも目が潤んでいるのがわかる。
嶺亜くんは少し目を細めてわたしを見た。
「お前、隙ありすぎ‥」
そう言った嶺亜くんの唇がゆっくりと近づいてきて、わたしの唇に重なった。
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りぷる(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます♡楽しみにしていただいてるとのお言葉、とても嬉しく舞い上がっています（照）拙いお話ですがまた読んでいただけると嬉しいです！ (6月28日 2時) (
レス) id: fcab587f4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - いつもお話楽しく拝見させていただいてます。毎回の更新が日々の楽しみです！これからも主様の素敵なお話読むことが出来ることを楽しみにしています(*^^*) (6月28日 0時) (レス) @page4 id: 90b9db811a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぷる | 作成日時：2023年6月21日 20時
