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SHION side
鶴「…」
「…んん…zzz」
指がAの目にかかる髪を梳くう
ずっと、
おとなになってから、ずっと
こうやって触りたくて、近くにいたくて
何十年かかっただろう。あと少し。
俺の温度を渡して、Aの温度が欲しい。
これが叶うまで後少し。
こうなることは必然だった。
優と画策したこと。
これで、Aは奨をさけて、あと1ヶ月もすれば
俺らはここにはいない。
Aもはよ忘れて、
俺の事利用すればいい。
俺はそれをまた利用する。
鶴「…」
「…し、おん??」
鶴「!?…あ、おはよ、起きた?」
「寝ちゃった…ごめん、重かったね、もう帰るわ」
鶴「あかん、」グイッ
鶴「「…あかん?、」」
「ちょっと、」
鶴「…好き。」チュッ
『ありがとう』
そう、優に打ちかけたけど、今はもういい
Aが、ここにいたら、それでいい。
「エ ロおやじ」
鶴「可愛すぎるお前があかんねんて」
「でもさ、考えさせて?」
「まだ、すぐ、汐恩にすぐ気持ち渡せへんから、ちゃんとしたの、渡したい。」
鶴「それって、」
「…1日だけ、時間ちょうだい。」
「いつも、いままでも、ほんまにありがとう」
そう綺麗に笑う彼女が
たまらなく大好きだ。
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作者名:かきのたね。 | 作成日時:2020年4月5日 1時